お家寄席73・にらみ返し

さて、今日は「にらみ返し」の一席です。
本日は大晦日。ブログも特別に2回に分かれてお送りしてます。今回はその2回目、本当に今年最後のブログでございます。
本年も色々とお世話になりました。また来年もよろしくご贔屓のほど、お願い申し上げます。
今年も悪いことはにらんで、来年はにこにこできるよう、いいお年にしましょう、ってことで演じたのでした。
・・・ではこちらは、平成17年12月31日、本当に平成17年(2005年)最後の作品です。

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12月31日 よいお年を・・・では、今年の笑い納めは「にらみ返し」で

元日や 今年もあるぞ 大晦日

えー、ちょっと前はクリスマスで大騒ぎしておりやしたが、クリスマスが終わると急に街全体が厳か(おごそか)な雰囲気に包まれやすな。新しい年への準備ってことでしょうかな。
そこで今年の締めくくりとして、年末らしい落語を一席申し上げやす。どうぞ最後まで気を落とさずにお付き合いくださいまし。

最初の川柳に負けず、あっしも作ってみたんですが、

年の暮れ 腹の底から 響く鐘(金)

貧乏人には身に沁みる年の暮れなんてことをいいやして、銭、つまり金がねぇんで腹の底から除夜の鐘が響くんですな。
こうなっちゃ、貧乏の極みなんでしょうが・・・。

足ばかり 空回りする 大晦日

ああ、どこのお店(たな)で、お金を借りて、このお金を借りよう、そうすれば借金はあちらのお店へ・・・なんて右から左に動かそうとするんですがな、足がついていけねぇ。
ましてや大晦日の日に、なんてぇんで・・・。
粗忽亭作、貧乏川柳2題ですが。

現代と違いやして、江戸時代の頃、明治時代の頃もそうですか、「つけ」で商いをしておりやしてな。
そのつけが大晦日に回ってくるんですな。
ですから、今よりも昔の大晦日のほうがずっと厳しい、死活問題なんてこともあったようなんですな。
それはそうでしょうな。貸したほうも返してもらわないことには年も越せない。
こんな年の瀬に、いい商売があったようでしてな。

どんな商売かってぇっと、それがこの先、お話しする商売でして。

「にら~み屋・・・にら~み屋でござい・・・」

「にらみ屋さん? お前さん、聴いたことない商売だねぇ、何を売ってるの?」
「へぃ、あっしの商売は、つまり、借金取りをにらみ返す・・・ってぇんで。ためしに、ひとつやってみます?」
「で、いくら? 嫌だよ1両だなんて、にらみを利かされる前に、こっちがお前さんに借金しなけりゃならねぇからね」
「へいへい、ご安心くださいまし。そんな高いものじゃござんせん。一刻につき、たった2分(にぶ)で・・・富くじ2枚分のリーズナブルなお値段になっておりまして・・・」
「リーズナブル? それ、なんだね? 今は江戸時代だからそんな外来語、わかんねぇよ。・・・なるほど、早い、安い、うまいの安い、に当たるんだね?」
「お客さんこそ、そんな牛丼のキャッチコピーを言わないでくだせぇよ。どうですか?」
「じゃ、ためしにやってもらおうかな。まずはあと一時(いっとき)ほどするってぇっと魚屋が来るんでぃ。早速頼むよ」

にらみ屋、早速、玄関にどかっと座りやして、表を見ながらキセルをぷか~り、ぷか~りとふかしているってぇっと、魚屋がやって来やして、
「おい、今日は大晦日だねぇ。借金、払っておくれよ!」

ところが、このにらみ屋、じろっと魚屋をにらむだけでして、一言も口を利きやせんで。
「え? 何であっしをにらんでるの? ははぁ・・・。お前さんは先客だね? 怖いねぇ。で、ここの旦那はこんなに怖い先客が来てるのに全然お足を出さない?・・・そうか、じゃ、あきらめよう・・・」

しぶしぶ帰っていく魚屋を見て、
「ああ、うまくいった。今度は米屋を頼むよ」

もちろん、こんな魚屋のように気の弱い輩(やから)ばかりじゃございやせんでしてな。しばらくするってぇっと、米屋が、

「おい、今日は大晦日だ。払うもの払って、お互いいい思いして正月を過ごそうや!」
で、米屋もこのにらみ屋の存在に気がつきやして、
「おいおい、こちとら、貰うもの貰うまで一歩も引かねぇぞ!」
なんて最初こそ強(したた)かでいたんですがな。このにらみ屋は微動だにしねぇんで、そのうちに米屋が小用を催したくなりやして。しばらくは我慢してたんですがな。玄関口の寒いのも手伝ってか、とうとう我慢できず、
「ちくしょう!」
なんて帰って行きやして。

にらみ屋さん、これで2連勝でして。
「・・・今度は酒屋さんを頼む。今度のは手強(てごわ)いんだよ」

やがて酒屋がえらい剣幕(けんまく)でやって来やす。

「おい、今日は大晦日だよ! 払うものを払ってくれねぇっと、こちとらだって必死だ。命の保証はねぇよ! おい、お前さんは用心棒かい? そんな怖い顔したって無駄だよ! 払うものを払ってくれ! こっちだって腕っ節にゃ覚えはあるんでぃ!」
なんてどすの聞いた大声で啖呵(たんか)を切りやす。

だが、このにらみ屋、ただもんじゃねぇ。顔は傷だらけ。それがじっとしてやして。しばらくは酒屋も一緒ににらみを利かせてたんですが、それが今にも動こうとする仕草をするってぇっと、それだけで、さすがに酒屋もあせりやして、こうなるってぇっと「ヘビににらまれたカエル」ですな。

「・・・おお怖えぇ。噛み付かれるんじゃねぇかと思った・・・さ、さいなら~・・・」
あわてて玄関を飛び出しやす。

そんなこんなで、約束の一刻は過ぎやして。

「・・・にらみ屋さん、助かったよ。本当にお前さんはすごいねぇ。ところで頼みだ。あと2分出すから、もう一刻だけにらんで貰えまいか?」

「いや、にらみたいのは山々だが、これから家に帰って自分の分をにらまなくてはならねぇ」

「にらみ返し」ってぇ本年最後の一席でした。さてさて、あっしもこれから、家へ帰(け)ぇって自分の分をにらまないといけませんで。

・・・本年もまことにお世話になりやした。

これからも、粗忽亭長兵衛を、隅から隅へと、ずずずい~と、お引き立て奉(たてまつ)ります~。

それでは皆様、よいお年をお迎えくださいまし。

「ありがとうございやした~。ありがとうございやした~。よいお年を~・・・」

テンテンツクトン、テンツクトントン・・・

m<●>m!

では皆様、今年も色々とお世話になりました。^±^ノ
よいお年をお迎えください。^±^ノ
また新年お逢いしましょう。^±^
・・・テンテンツクトン、テンツクトントン←猿回しか
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テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

今年最後の六道山

やってまいりました。里山民家へ。^±^ノ
今年最後のウォーキングの締めくくりとして。
登山・街歩き59-1

軒先には干し柿がつるしてあり、みかんの皮が縁側に干されてました。
登山・街歩き59-2
今日はなにやら集まってましたが。

注連飾り(しめかざり)を作るべく、注連縄(しめなわ)を作っている最中でした。
登山・街歩き59-3

で、このあと古代米のお赤飯が振舞われるそうです。
里山民家ではみかん、柚子、お米が置いてありました。いくらか寄付をして、いただいて行こうかどうしようかと迷いましたが、注連縄つくりの皆様がいただくのではないかと、今回は遠慮しました。
それぞれ、全部こちらで取れたものです。
ただ、みかんは「御自由に」と書かれて、無造作に置いてあり、スタッフの方も、「どうぞ。是非食べてみてください」とおっしゃってくださったので、こちらはいただきました。
おいしかったですよ。^±^ノ

今日はお正月の飾りを作ってるのでした。その一環の「注連縄作り」だったのですね。
登山・街歩き59-4
あ。この黒板の下のほうになにやら見覚えのある絵が・・・(゚Д゚)ノ

「^±^」の親戚みたいな絵文字です。

絵文字で書くと「^υ^」ってところかなあ。^±^…うまいのが見つからないし←見つけなくてよろし
登山・街歩き59-5

で、これから六道山まで、自然観察に行ってみることに。
とはいっても、最初は六道山まで行くつもりはなかったんですがね。^±^
里山民家の田んぼはもう終わっていて、若干殺風景に。冬だからしょうがないですね。x±x
途中で見かけましたが、ウシハコベにイヌタデでしょうかね。
登山・街歩き59-6

六道山ではカンツバキに・・・。
カンツバキ、ツバキ科、ツバキ属です。寒椿。
登山・街歩き59-7

そしてツツジまで。^±^
ツツジです。ツツジ科、ツツジ属です。躑躅。
登山・街歩き59-8

そしてこの六道山から見た富士山が殊の外(ことのほか)素晴らしかった。(゜∀゜)ノ
なにしろ!
登山・街歩き59-9
関東の富士見百景ですから。^±^ノ…初日の出も来ようかなあ

冬枯れの木々の、その向こうには・・・。
登山・街歩き59-10

真白き富士の嶺(ね)。
登山・街歩き59-11

日本一の富士の山です。x±x
登山・街歩き59-12

元旦もよい年でありますように。
登山・街歩き59-13

さて、山といえば遭難はつきものでして・・・。
今回、片山右京さんも大変でした。x±x
でも「引き返す勇気」・・・。
これは登山には基本なのでしょうけど、なかなか難しいことなんだなと・・・。そしてとても重要なことだと痛感致しました。
ぉぃらならすぐ引き返しちゃうんですけどね。^±^;

帰りはほぼ往路を戻りました。
すっかりと殺風景になってしまった里山民家の冬の田んぼです。+±+
登山・街歩き59-14

てなわけで、今回最後のウォーキングはこれでオシャマイ。^±^ノ

では、〆に来年にむけて「なぞかけ」を。^±^ノ
「トラ」とかけて、「子供の頃のお年玉」ととく・・・。^±^
その心は?(゚Д゚)ノ
「いつも、厚み(渥美=寅さん)が気になりました」・・・。^±^
うまい!(^Д^)ノ ←こいつも笑うのか

テーマ : ちょっと、お出かけ
ジャンル : 地域情報

お家寄席72・富久

さて、今日は「富久」の一席です。
年末ジャンボ、これもひとつの年末の風物詩になってきつつありますね。
・・・ではこちらは、平成17年12月29日の作品です。

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12月29日 年末ジャンボの一席を・・・

皆様、今年の年末ジャンボ宝くじは、買われやしたでしょうか?
買われた方、当たるといいですな。

えぇ、まあ今日は「宝くじ」にちなんだ一席で、皆様にご機嫌をお伺いしたいと思っておりやす。

当たって悪いは河豚(ふぐ)・牡蠣(かき)・車・・・当たってビックリ宝くじ!

・・・なんて、勝手にコピーライトなんぞを作ってみやしたが、宝くじ協会さん、CMで使ってやってくださいやし・・・。

さてさて時代は江戸の天下泰平(てんかたいへい)、八百八町(はっぴゃくやちょう)は浅草でのお噺(はなし)でして。
ここに久さんってぇ男がおりやしてな。
本名は久蔵さん。これでも幇間(ほうかん)、つまりたいこもちのはしっくれなんですがな。太鼓は鳴るが、酒にだらしないのが災いしやして、しくじりにしくじりを重ね、いまじゃしがない浅草は阿部川町でわび住まい・・・でしてな。

ある年の十二月の晦日(つごもり)、つまり十二月三十日ですな。久さんのところに文さんってぇ友人が訪ねて来やしてな。

「久さん、おめぇさん、今年も泣かず飛ばずでついてなかったねぇ・・・。どうでぃ。来年を占うつもりでさ、富くじがあるんだが、1分(いちぶ)で買わないかね?」
「おい、1分かい?・・・1分ねぇ・・・。金持ちにゃわからんだろうがこちとらなけなしの1分なんでぃ・・・。何? 当たれば千両?・・・か、か、か、買う買う! 買うよぉ~。てやんでぃちくしょうめ。で、いつ千両になるんでぃ! 明日? 八幡神社で?」
「久さん、そんな・・・。当たるとは限らねぇよ」
「・・・何でぇ、当たるとは限らねぇのか・・・」
「でも、買わねぇと当たらねぇよ」

「買わねぇと当たらねぇ」・・・今も昔も売るほうの常套句(じょうとく)ですな。

ちなみにですが、1両の相場は、江戸の元文の頃の価値じゃ12万円ほどなんだそうですな。

実際これを米の価値で換算するってぇっと4万円だそうで。
たぶん米の価値は今よりあったと思いますんで、これはちょいとあてにならないかも知れねぇですな。
米は今よりもぜいたく品で、「白いおまんまが食いてぇ」なんて言葉が、当時の嘆きにもあるほどですからな。

また手間賃で換算をすると、なんと30~40万にもなるそうですが、これもまたあてになりませんですな。
その証拠に、もしこの相場が事実だとすると、そばの価値が1500円ってことになり、たかだか屋台のそばが、もしもそんなに高値だったら誰も食べないでしょうからな。

また、1分はってぇっと4分が1両ですからな。「くじ札」が3万円ってえことになりますな。
こりゃ、べらぼうに高い値段で、ちょっと手出しが出来ねぇ買いもんですな。

1両が12万で、2分が6万円、1分が3万円・・・。さらに2朱が1分の半分だから1万5000円ですな。したがって1朱は7500円。また4000文で1両ですから1文は30円ですな。

するってぇっと、「時そば」はせいぜい30円ごまかした程度で。
「早起きは3文の得」ってえ言葉は、90円程度で、早起きしたところで100円ショップじゃ何も買えませんな。おまけに、まだ店は開いてませんですし・・・。

ま、ちょいと横道にそれちまいやしたんで、話を元に戻しやしょう・・・。

「買わねぇと当たらねぇよ」
「か、か、か、買う買う買う~。で、番号は? 何? 松の百十番、そいつはいいねぇ!・・・千両を、松(待つ)身も癪(しゃく=百)の火事当番(十番)・・・そうさなぁ、今夜はこちとら、火の用心の見回りだからなぁ・・・この語呂合わせも何かの縁じゃねぇか」

ってぇんで、この富くじを半ば勢いで買っちまったんですが・・・。
しかし3万もするくじ札を、どさくさで買うなんざ、粋ですな。あっし粗忽亭にゃ、真似できやしません。
もちろん当たる保証なんてありませんですがな。
ただ、久さんにとっては死活問題の1分(いちぶ)で買ったんですからな。こんなもんでも、がらんどうの部屋の隅にある大神宮さまの中に納めやして、もう既に当たったことを見計らって、ひとり酒盛りで悦(えつ)に入っておりやす。
「取らぬ狸の皮算用」っていいますか、まったく気が早いったらありゃしやせんな。

富くじの1等は賞金千両、2等は五百両・・・。
久さん、もしもこの富くじに当たったらこんな鳴かず飛ばずの幇間(ほうかん)業なんぞやめて、堅気になって店でも開こうか、で、いいかみさんにめぐり合って幸せになって今後は忠実な人生を歩もうかなどと・・・早くも人生設計を立てておりやして、夢は千里を駆け巡り・・・。

・・・「ハックション!」
・・・と、でかい自分のくしゃみで目が覚めやしてな。

「・・・ああ、いつの間についつい転寝(うたたね)しちまったな・・・。それにしても寒いねぇ。さてと、夜になったし、小便でもして、ひとまわり火の用心の見回りをして、早いとこ寝ちまおう・・・」
なんてぶつぶつと独り言をいいながら、拍子木を持って外を出ますってぇっと、南の方角のはるか先がボーッと赤い・・・。

「おいおい・・・、火事かい? これから火の用心の見回りだってぇのに洒落(しゃれ)にならねぇよ・・・で? どっちだ? 日本橋方向? お、あそこは横山町に越後屋の旦那さんがいるじゃねぇか。助けに行かねぇと・・・。おいらも酒の失敗で今は出入り禁止になってるけど、よく来てくれたなんて、許してくれるかもしれんし・・・」

こうなりやすと、居ても立ってもいられねぇで、拍子木を首にかけたまま、韋駄天(いだてん)走りで横山町へ。

果たして、越後屋は上へ下への大騒ぎでしてな。
旦那からも、
「おう、久蔵か・・・。よく来てくれた。ありがとうよ。今後の出入りを許すぞ」
なんて、お許しが出たまではよかったんですがな。

いざ、部屋の片づけが終わり、
「ご苦労さん、ご苦労さん。酒でも飲んで行きなせぇ・・・」
なんて酒を出されるってぇっと、久さん、元の木阿弥(もくあみ)でしてな。
「てやんでぃ~!」
なんてまた暴れちまう。

で、暴れ疲れて居眠りをしてるうちに、今度は浅草・鳥越(とりごえ)のあたりが明るくなったんで、仲間があわてて久さんを起こし、
「・・・おい、久さん・・・。おいおい、今度は久さんの方向が燃えてるよ・・・久さん、富くじ、大丈夫かねぇ・・・」

その声を耳にするや否や、パッと飛び起きて、久蔵、大急ぎで帰ってみますってぇっと、なんと火元は久蔵の隣のばあさんの所でしてな。気の毒に。久蔵の家もすっかり燃えちまいやして、炭になった柱が数本、残ってるだけでして。

翌朝、日付は大晦日。暮れ行く年のどん詰まり。
富くじの燃えカスさえも見つからないまま、久蔵がとぼとぼと八幡神社を歩いてやすってぇっと、ドンドンドン、太鼓が鳴りやして。

今日が富くじの発表だったんですな。
でも、久さんはがっかりしてるからそれどころじゃない・・・。
「あ~あ・・・ついてねぇなぁ・・・。こんな、晦日に火事を出す運の持ち主なんだ・・・。どうせくじだって当たってねぇだろう・・・」
それでも多少は気になってか、一応当たりくじの番号だけは確かめてみようと決心をしやしたが、なにしろ札を持ってないんですからな。

さて、富くじ抽選の場では、大変な人でごった返しておりやしてな。
「お前さんよぅ、もし富くじに当たったらどうする?」
「あっしはど~んと上方見物に出かけて、1年も帰って来ねぇな」
「じゃ、外れたら?」
「かけうどん食って寝ちまう・・・」
こんな暢気(のんき)な連中もいたりして。

そうこうしてるうちにいよいよ発表の刻。
「富くじ~、3等は~、梅の五十番・・・。2等は~、竹の百十九番・・・」
「どうだったどうだった?」
「かけうどんのほうだった・・・」

いよいよ1等の発表でして、
「千両富は~、松の~、百十番~」

久蔵のくじが大当たり・・・なんですがな。

「松の百十番? ああ、家が燃えなかったら当たったのに・・・。待つ身も癪な火事当番・・・火事でボー、くじもパー・・・」

一応、くじを買った文さんのところに、
「あの、1等、当たったんだが・・・」
「え? 当たったの? じゃ、札をお出し」
「・・・ふ、札は、火事で燃えてボー・・・」
「久さん、札がなくっちゃ、ダメだよ」
「え? せめて半分の5百両でなんとかならんかい?」
「札がないとねぇ・・・」
「じゃ、100両・・・」
「気の毒だけどねぇ・・・」
「じゃ、50両・・・」
「・・・ダメ」
「せめて、10両・・・」
「無理・・・」
「3両、2両、1両・・・」
「そんなことを言われたって・・・札がないとダメなんだよ・・・。可哀想だが、久さん、あきらめなよ・・・」
「・・・てやんでぃ! もう・・・い、いらねぇや! ちくしょうめ!」

久蔵、文さんを突き飛ばし、生きた心地もしないままに、身投げしようか、どうしようかふらふらしてるってぇっと、今度は頭(かしら)にどんと当たりやして。

「・・・ああ、頭(かしら)ですか?」
「頭ですかだと? ・・・。おめぇはつくづく暢気(のんき)な野郎だな。てめぇん家(ち)が焼けたって顔も見せねぇ・・・。こっちは、布団(ふとん)と釜と大神宮さまだけは部屋から出してあるんだが、ちっとも取りに来ねぇじゃねぇか」
「へ? 頭(かしら)、いやお頭、今、なんて言いやした? 大神宮さまもご無事で? いや~、お頭さま~」

なんて、急に鯛のお頭(たいのおかしら)扱いになりやして。

で、頭の家に急いで行ってみますってぇっと、ありやしたありやした!
大神宮さまの中に当たり札。

「頭、実はこの富くじの札、千両の大当たりなんでさぁ・・・。とっておきの1分で買って、この大神宮さまに納めておいたんです・・・」

「ほぅ、千両大当たりかい? そいつはめでたいねぇ。いい暮れになったねぇ。で、久蔵さん、そのお金はどうするんでぃ?」

「へぃ、これも皆、大神宮さまのおかげです。これでご近所のお祓い(お払い)をいたしやす」

もちろん、頭(かしら)にはたんまりとお祓い(お払い)をしたのはいうまでもありませんでしてな。

除夜の鐘が鳴って、久さんもいい年が迎えられたってぇ噺(はなし)で。
めでたしめでたしですな。

「富久」の一席でした。

さて、年の瀬です。

皆様も年末ジャンボ、当たるといいですな。
それとも、かけうどん食って、寝ちまうほうでしょうか?
まあともかく、皆様もいい年の暮れになるってぇっといいですな。

m<●>m!

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

お家寄席71・うどん屋

さて、今日は「うどん屋」の一席です。
前回、「よいお年を」と挨拶したんですが、この後も何席かやってるんですね。
それはさておき、寒さをこらえて食べる熱いうどんのおいしいことおいしいこと・・・。
・・・ではこちらは、年末らしい一席、うどんでもすすりながらどうぞ。
平成17年12月28日の作品です。

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12月28日 うどん屋

今や屋台業は、ひとつの仕事と成り立ってやすが、昔はそうじゃなかったっすな。仕事というより先に、どうしたらより一層売れるかを競ってやしてな。

まあ、それは現在も一緒なのかも知れやせんが。

ですから、早くっから、駅前で営業をしてたりしやしてな。

♪な~べ~やきう~どん!

「お~い、うどんやさ~ん。熱いのをくれ。
花巻に卓袱(はなまきにしっぽく)、そうさな~、じゃ、卓袱(しっぽく)を熱くしてくれや」
なんて呼び声が掛かったりしやして。
まあ、こんなに素直な客はまだよしとしてもですな。
酔っ払いが現れるってぇっと、営業妨害も甚だしいですな。

「・・・ヒック、おい、うどん屋・・・てめぇ・・・もっと火を炊いてくれよ・・・さ、寒くってしょうがねぇじゃねえか!・・・ヒック、おい、そんな嫌な顔するんじゃねぇよ! それが客に対する態度かよ・・・ヒック・・・」

こんな感じで絡んできますな。

ただ絡むだけならまだしも、
「・・・ヒック、おい! うどん屋! この町のお咲って、知ってるだろうな!・・・何?・・・知らねぇ? て、てめぇは、ヒック・・・もぐりかよぉ! この町じゃ別嬪(べっぴん)だぜ・・・何を隠そう、俺はよぅ、その叔父だぜ。みんなよぅ、叔父に似てる、叔父に似てるなんて言うんだ、どうだ! 別嬪だ」

って、よくよく顔を見るってぇっと、
「ああ、大したことねぇな」
なんて。

この惚気(のろけ)が、エンドレスになりやすってぇっと、うどん屋もたまったものでもありやせんで。

「・・・ヒック、やい、うどん屋よ~、お咲があっしに言ったんでぃ。『ながながお世話になりやした』なんて言われたときにゃ、こちとらワンワン泣いちまってよう~、ほら、あっしに似てかわいいだろ?・・・おい、寒いな・・・もっと火を燃やしてくれや・・・お客にはもっと気を使って接しろや・・・と、ところでよぅ、お咲って娘、知ってるか?」

なんて感じで何度も元に戻るんですな。

普通の酒飲みと泥酔者との境目はここなんでしょうな。
泥酔者は、同じことを何度も言う・・・ってか、前に言ったことをすっかり忘れてるんですな。結果、同じことを繰り返すんですな。

さらに、泥酔者、
「おい~水をくれぃ!」

それでも1杯はうどんを食ってくれるだろうなんて思って、
「へいへい・・・水でござんす」
なんて渡しても、
「これよこれ・・・へへっ・・・酔い覚め(よいざめ)の水千両と値が決まり・・・なんてな・・・グビグビ・・・うめぇ~~~キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!! 」

しまいにゃ、うどん屋さんも、
「もう、そろそろなんか注文してくださいな」
なんて白旗を上げやすってぇっと、
「あっしはうどんなんて大嫌いでぃ!」

「じゃ、雑煮もありますよ」
「雑煮? おいらを詰まらす気かよ!」
「詰まらすって、喉をかい?」
「いや、懐よ!・・・じゃぁな! 暖まったし、あ~ばよ!」
なんて、最初っから買う気なんぞ一切ありやせんでな。

「ああ、ひでぇめにあった。てやんでぃ! 火に当たるだけ当たりやがって。こちとら、商売上がったりよ。いっくら客が火に当たっても全然当たりじゃねぇ。客は大はずれよ!」

愚痴を言ってもしょうがねぇんで、
♪な~べ~やきう~どん
売り歩いてますってぇっと、
がらがらと戸が開きやして、
「おい、うどん屋さん」
おかみさんがえらい剣幕(けんまく)で、
「やっと子供が寝たんだよ! 静かにしてくんな!」
怒られやしてな。

「ちっ! てやんでぃ! こっちだって商売してるんでぃ! てめぇの子供なんぞ知るもんかい!・・・あ~あ、ついてねぇな~。今日はこれで店じまいしようかな」

あきらめてるところ、遠くからしゃがれた、小さな声で、
「お~~~~い、うどん屋さん~~~~」
なんて聞こえます。
見ますってぇっと、大きいお店でしてな。

うどん屋さん、すっかり商売心が出ましてな。
・・・ははぁ、ここの店は大きいな。
うちのうどんを食って、うまかったら店のものに食わす算段だな・・・。

で、きっと周りを気にして、しゃがれた声でこっちを呼んでるんだな。大げさになっちゃいけないって・・・。じゃ、こっちもしゃがれた小さな声で返さなけりゃいけないな・・・。
なんて「取らぬ狸の皮算用」なんぞしてやしてな。

なにしろここのお店(たな)はでかいですから、今うどんをすすってるのは、小泉チルドレンみたいなもので、これがうまかったらお店ごとお買い上げ~ってことになるんだろうな・・・。
・・・などと、すでに売れたことを想定しやしてますが、本当は想定の範囲外なんですな。

「へぇ~~~~~い・・・」
しゃがれた小声で返しやす。

「うどん屋さぁ~~ん、それじゃぁ~、・・・卓袱(しっぽく)そば、一杯・・・、熱くお願いしまぁ~す・・・」
なんてまた、音にならねぇようなしゃがれた声で、

うどん屋さんも、同じような声で、
「へぇ~~~ぃ・・・」

ずるずるとひとしきり手繰(たぐ)った後、
「・・・お・・・い・・・く・・・らぁ・・・?」

「・・・へぇ・・・い・・・16文・・・でぇ~~~」

かすれ声で、お互いやりあってますが。

「・・・うどん屋さぁ~ん・・・」

「・・・へ?・・・」

「・・・お前さんも・・・風邪を・・・ひいたのかぃ・・・?」

かすれ声は風邪だったんですな。^±^

・・・お寒い日が続きやすが、皆様もお気をつけてくださいまし・・・。

「うどん屋」の一席でございやした。^±^

m<●>m!

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

お家寄席70・穴泥

さて、今日は「穴泥」の一席です。
年末、銭がないからと困った挙句の果てに・・・。
・・・ではこちらは、平成17年12月27日の作品です。

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12月27日 年末は泥棒にご注意をってぇ噺で

え~、毎度ばかばかしいお笑いでご機嫌を伺いたいと思いやす。

クリスマスも無事に過ぎて、そろそろ新しい年を迎えようという昨今、こういう頃合はってぇっと、火の用心ともう一つ、泥棒にも用心しなくてはなりませんな。
特に忘年会の間に入られたとか、忘年会でいつの間にかボーナスをすられたって話もあるようでして、くれぐれもご用心を・・・。

「大変だったな。お前さんの家に泥棒が入ったんだって?」
「そうなんでげすよ。泥棒が入っちまいやして・・・」
「しかし、お前さん、足が速いんだってな」
「へいへい、あっしは足の速さじゃ、誰にも負けたことがないんで・・・」
「泥棒も災難だな。で、泥棒はどうした?」
「今後ろからやってくるよ」
なんてくだらねぇ噺もあったもんで。

こちらは年も押し詰まり、年を越せるかどうかってぇ男がおりやして。

「弱っちまったな~。家に帰っても女房にはお金どうするの~、なんてがなりたてられるし。かといってお金が突然降ってくるわけねぇし・・・。泥棒でもしなけりゃ年を越せねぇなぁ。・・・あ~あ。街はすっかり晦日だよ。ああ、あの店は今日、忘年会にどっか出掛けるんだなぁ。いいなぁ、畜生!・・・」

「いよ! 今度はどこ行くの? ここでお開きはないでしょ? 二次会? それじゃ、二次会は吉原でも行って年を忘れやしょうか?」
「いいですねぇ、旦那さん、番頭さんはどうするの?」
「まあ、年に一度の大騒ぎですから行きやしょう、行きやしょう・・・」

わいわいがやがやと行ってしまいやして。
で、よく見ると、戸が閉まってない。
男は、そっと家を覗きやしてな。家を覗くついでにそっと下駄を脱いで、部屋ん中までしのび足でそぅーっと入りやして。

で、小声で、
「・・・あの、戸が開けっ放しですよ。泥棒に入られますよ、あれ?本当に誰もいないねぇ・・・。お? ここ、宴会をやってたんだねぇ。ご馳走にお酒があるよ。どれ、ちょうどお腹もすいたことだし・・・。ご相伴(しょうばん)に預かって、お、刺身か。いいねぇ、どれ、ちょいとしょうゆとわさびで・・・(ムグムグ)・・・うまいねぇ~。この刺身。いい魚を使ってるねぇ。大(おお)のトロってぇ奴か。え? この黄色いのも刺身かな? これもわさびとしょうゆをつけて・・・(ムグムグ)・・・ち、これ、玉子焼きじゃねぇか! 玉子焼きをしょうゆとわさびで食うとは焼きが回っちまったな・・・。お。これこれ、お酒だよ。ん? これはまだ、徳利(とっくり)に半分も残ってるじゃねぇか。もったいねぇもったいねぇ・・・。こっちは? おいおい、ほとんど手をつけてねぇよ。ありがてぇありがてぇ。・・・(ングング)・・・へ、うまいね~」

しかしそのうちに酔うほどに、声も次第に大きくなっちまいやしてな。

「あ~、いい気分だねぇ! 都都逸(どどいつ)のひとつもひねりてぇところだが、誰もいねぇし・・・。・・・うちの女房、昔はあんなにがみがみ言わなかったんでぃ・・・。
『あ・な・た?』
なんて、『た』の語尾が上がってたもんよ。なのに今じゃ、『おい!』だもんな。こっちゃ怖くてついつい『はい・・・』って小声で返事しちまったよ・・・なんでぃ!・・・もっと亭主を優しく扱えってぇんだ! 畜生!」

とここで大声で怒鳴りかけちまいやしたが、他人の家だとわかって、
「・・・おっと、いけねぇ。ここはひとの家だったんだ。でも、ここで誰か帰ってきたらどうしようかな?
『いや、開けっ放しだったもので物騒だったんで留守居をしてました』
なんて言おうかな? でも、
『はい、それはありがとうございます。でも、あなたがここにいるほうがよほど物騒ですよ』
って言い返されたら返す言葉ないしな・・・。
う~ん、正直に言っちゃおう。建築会社の奴らも正直に言わねぇから余計に国民に反感を買っちまったんだし・・・。おっと、時代は江戸なのに平成のギャグを入れちまった。『だから粗忽亭の落語はうまくねぇ・・・』なんて投書のメールが大量に届くんだよなぁ・・・。
『実は、年を越す金もありませんで・・・ついつい出来心で』
なんて泣き崩れるってぇっと、ここの旦那が、
『そうか、じゃ、晦日だしお縄沙汰(ざた)にはしない。ほら、これ持ってって餅でも買え!』
なんてポンと10両をくれねぇかなぁ・・・おっと、酒を飲み過ぎちまったのかな? ちょいと、雪隠(せっちん=トイレ)、おしもを拝借・・・」

男が立ってふらふらと歩いてますってぇっと、台所に穴が開いてやして、これが、冬に備えて食糧を貯(たくわ)える穴蔵(あなぐら)だったんですな。普段はそんなことはないんでしょうが、忙しさに感(かま)けて、半分ほど蓋(ふた)を閉め忘れてたんでしょうな。
この男、穴蔵へド~ン!
落ちた途端(とたん)、しょんべんを漏(も)らしちまいやがって。

「おい! 畜生! こんなところへ落とし穴を掘りやがって! てめぇらの策略だな!」

大声でがなってるところ、ここの店の衆が帰って来やして。

「あれ? なんか台所の地下が騒がしいな」
「へ? お便所こおろぎじゃねぇのか?」
「まさか・・・、日本語だよ~。ん? ひょっとして泥棒?」
「そりゃ大変だ。お役人を早速・・・」

するとここの主が、
「それはダメだよ。晦日なのに事件になっちゃここの店も戸が開いてたなんて、責任も問われて面倒だよ。それに正月前なのに事件があっちゃ・・・そうだ。街の若い衆で鳶の熊さんがいるだろう。うちと取引をしてる・・・そうそう。腕っぷしのいい奴。彼を連れて来てくれ。で、とりあえずここに引き上げてもらおう」

ってわけで、1両出す約束で熊を連れて来やして。熊も威勢よく啖呵(たんか)を切りやす。

「おい、穴蔵に落ちた間抜け野郎。てめぇ。手間のかかる野郎だ。俺はな、鳶の熊ってぇもんだ。背中にゃ昇り竜に下り竜の入れ墨を背負ってるんでぃ! 旦那さんから1両もらって雇われたんでぃ! 今、はしご段をかけて降りていくから、しゃっつら(顔)洗って待ってろ!」

ところが、落ちた男も負けてやせんで。
「おい、てめぇ! 降りてみやがれ! てめぇの脹脛(ふくらはぎ)、噛み付くからそう思え!」

するってぇっと、熊、急に怖気(おじけ)づきやして。
「・・・旦那さん~。落ちた野郎も怖そうですよ~、あっしの脹脛を噛み付くって言うんですよ。あっし脹脛、柔らっけぇから・・・」
「熊さん、しょうがないなぁ。じゃ、こうしよう。2両出す。これで連れて来てくれねぇか」
「旦那さん、1両出していただけるんですか? じゃ、あっしも考えが。・・・やい! こん畜生! こっちゃあな、背中に昇り竜に下り竜を背負ってるんでぃ! 旦那さんが2両出すってぇんだ。てめぇ、脹脛(ふくらはぎ)を噛み付きやがったらなぁ、てめぇの頭を蹴っぽって失神させちまうから、そう思え!」

下の男も負けやせんで、
「降りられるもんなら降りて来い! てめぇの股座(またぐら)に何がついてやがるんでぃ! てめぇ、降りてきやがったらな。てめぇの股座についてるものにぶら下がってぐるぐる回って、ちょん切っちまうからそう思え!」

熊、またぞろ怖気づきやしてな。
「旦那さん。あっしの股座にぶら下がってぐるぐる回ってちょん切っちまうってぇんですよ。あっしの、電球の球(たま)じゃないんですから・・・」
「じゃ、こうしよう。3両出すから・・・」
「え、3両も出してくれるんですか。こうなったら・・・。やい、てめぇ。あっしはな、背中に・・・」

旦那が口を挟みやして。
「・・・昇り竜に下り竜って言うんでしょう? そんな啖呵はいいから、早いとこ出しておくれ」

「合点(がってん)でぃ! やいこの野郎! 旦那さんが3両も出してくれるんだ・・・てめぇ・・・」
啖呵を言おうとすると、下から声が。

「待て待て。3両も出してくれるんならこっちから上がっていく」

あっしのような貧乏者のみが共感を得る、「穴泥(あなどろ)」の一席でした。

では、皆様、よいお年をお迎えくださいやし。^±^

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お家寄席69・尻餅

さて、今日は「尻餅」の一席です。
大晦日、少なくても形だけでもと、餅つきの真似をするんですが。とはいいつつも、大晦日までにまだ幾許かは時間がありますが・・・。

で、落語はこれから年末と年始にかけて、おめでたい落語を中心にその季節にあったものを選び、ちまちまと演じていきます。
・・・ではこちらは、平成17年12月26日の作品です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

12月26日 餅を搗(つ)きたし、お足(あし)なし・・・ってぇ落語

えー、もう今年も残りわずかになりやした。

こちらは相変わらずのばかばかしいお笑いでございやして。

本当に1年はあっという間に過ぎますな。
ちょっと前に、
「あけましておめでとうございます」
なんて言ってたのに、あっという間ですな。

大晦日っていいますってぇっと、昔は正月に備えて餅をついた家も多かったと耳にしやすが、今はスーパーでもコンビニでもどこでも売ってやすからな。
今時、餅をつくのは石原軍団くらいですな。
昔はそうじゃなくって・・・。
もっと晦日と正月のメリハリがあったんですな。
それだけに、借金取りも年末まとめて取りに来るんで、
「正月までに生きてられるかなぁ」
なんていうのも多かったようでしてな。

「おぅ、明日はめでてぇ正月でぃ!・・・もうまわりは、ドスーン、ドスーンと餅を搗(つ)き始めてるじゃねぇか。お咲、そろそろおいらの所も餅つきを始めようじゃねぇか!」
熊五郎、威勢よく言ったまではよかったんですがな。

「お前さん。餅搗(つ)きだなんて、杵(きね)も臼(うす)もどこにもありゃしないじゃないか。お前さんの甲斐性で、今年も餅さえも買えなかったじゃないか」
女房・お咲の言葉に返す言葉もありやせんでして。

「おいおい、そんなこと言うなよ・・・。しょうがねぇじゃねぇか。借金を返したらきれいさっぱり無くなっちまったもの・・・」
「頼むからお前さん。餅を買ってきて他の家みたいにさぁ、餅搗(つ)きをやっておくれよ。このままじゃ、近所に顔も合わせられないよ」
「そうさなぁ・・・。餅搗きか。確かにここんとこ3年、餅をついてねぇしなぁ。おととしも去年も餅をつかなかったのをおめぇに我慢してもらったからなぁ・・・」

熊五郎が、煙管(きせる)をふかして一計を案じて、タバコ盆に火をポンと入れたつもりが、何の拍子か畳を転がり、自分の尻のほうに・・・。

「あっちぃ! あっち~や!」
思わず自分の尻をパチンと叩きやして。
・・・で、同時にいい閃(ひらめ)きが浮かび上がりやしてな。

「そうだ! お咲。餅、搗(つ)こうじゃねぇか!」
「本当かい。お前さん。それはいい年を迎えられそうだよ。じゃ、餅を買って杵と臼を借りてくるからお足をお出し」
「そうじゃねぇんだよ。今晩、餅を搗くふりをしようってぇんだよ」
「何よぉ。本当に搗くんじゃないの?」
「本当に搗けるんだったらこんな余計な考えを案じねぇよ」
「お前さん、なんか偉そうだねぇ。・・・ま、しょうがないねぇ。どうすんの?」
「これから、おいらが近所に聞こえるようでけぇ声で、声色を使って『餅屋でござ~い!』って言うからよぅ。おめぇは『はいはい、餅はこちらに置いといてくださいまし』って近所に聞こえる声で言いねぇ。で、お咲、おめぇは着物をめくってくれ・・・」
「着物? いやだよお前さん、こんな早くっから・・・」
「な~に! 勘違いするねぇ! おめぇの尻をポンポン叩くんでぃ」
「あら、いやだよ・・・。そんな、SM?」
「SMじゃねぇよ! 江戸時代なのにSMなんてありゃしねぇよ。餅を搗(つ)く真似(まね)をするんでぃ! 音を近所に聞かせるんだよ!」
「お前さん。やだよぉ~。痛いもの・・・」
「おめぇが近所にしめしがつかねぇっていうからやってやろうってんじゃねぇか」
「お前さん、DV?」
「だからよぅ。今は江戸時代だよ! DVなんて舶来(はくらい)の言葉もねぇんだよ! いいから、早いとこ餅つきの真似をしようぜ。それにしても我ながらいいアイデアだろ?」
「アイデア? お前さん、今は江戸時代じゃないのかい? まあ、しょうがないねぇ・・・」
「じゃ、早速餅屋になるからな・・・」

そんなこんなで、熊五郎、
「餅屋でござ~い!」

お咲、大声で返事をしやす。
「はいはい、餅はこちらにおいてくださいませ!」
(ここからはひそひそ声で)
「・・・はぁ・・・惨めだねぇ・・・旦那の甲斐性がないと・・・」
「おぅ、余計なことを言うんじゃねぇよ。じゃ、早速着物をくるっとまくりな・・・くるっと!・・・おいおい、いきなり出やがったねぇ・・・それにしてもでけぇけつだねぇ。おめぇ、腰巻もしてねぇのかよ・・・」
「何よお前さん。一緒になった5年前はこのお尻がいいって言ったくせに・・・それに腰巻もろくに買えないんじゃないのさ」
「それを言われると弱いが・・・じゃ、いいかい? 始めるぞ!」

(ここから再び大声で)
「では、搗きますよぉ~。そーれっと!」

バチーン! バチーン!・・・

(ここはひそひそ声)
「・・・痛ぁ~い」
「・・・おい、我慢しろ。まだひと臼(うす)分しか搗(つ)いてねぇ」

パチーン! パチーン!・・・

(大声で)
「これでふた臼!」

バチーン! バチーン!・・・

「これで三臼(みうす)目だ!」

お咲も、たまったものでありやせんで、

「・・・も。餅屋さん、・・・あ、あと何臼搗くんですかぃ?」

「あと残り、ふた臼ほどですな」

「じゃ、あとのふた臼分は白蒸しにしてください」

・・・ってぇのが普通の「尻餅」ってぇ落語ですがな。粗忽亭はもうちょっと色をつけやすな。

バチーン! バチーン!・・・

いい加減、叩かれ続けて、お咲の尻も真っ赤になりやして。

「よっし。これで紅白餅のできあがりでぃ!」

・・・随分と粋(いき)でイナセな餅搗きがあったものでして。

いやいや、現代人は決して真似をしないでくださいやし。

「尻餅」ってぇ、なんとも微妙ながらも縁起のいい?一席でございやした。

(・・・それにしても、ト書きのついた落語って、なんとオマヌケなことだ。^±^)

m<●>m!

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雑草倶楽部(2009年12月)

メリー・クリスマス!^±^ノ←こいつにはサンタ・クロースは来ない

てなわけで、今日はクリスマスですね。

今月の花・・・といいましても困った・・・花があまりありません。x±x

ツルハナナスです。ナス科ナス属です。蔓花茄子。
20091201.jpg
ただ新しい花を入れたかっただけなんですがね。^±^
12月に再訪して、なおもこの花は咲いてました。上旬ですけども・・・。
狂い咲きもはなはだしいですがね。^±^

で、調べてみると意外なことに・・・。(゚Д゚)ノ
耐寒性、耐暑性は比較的強く、暖地では露地で越冬します。
とありました。ワルナスビはとっくに枯れたのに・・・。健気です。^±^…ケナゲー

さて、ほかの植物。でもほとんど狂い咲き。x±x

ノゲシです。キク科ノゲシ属です。野芥子。
20091202.jpg
別名、ハルノノゲシといって春に咲くはずなんですが。

ヤノネグサです。タデ科イヌタデ属です。
20091203.jpg

おまけです。今月の珍百景。^±^
とても珍しいですよ。^±^ノ

ヤンマタケです。バッカクキン科です。
冬虫夏草(とうちゅうかそう)ですね。
「冬は虫であったものが夏には草となる」という意味合いから名付けられたものを指すんですがね。
20091204.jpg
トンボのヤンマが植物化し、菌(キノコの仲間)になったとでも申しましょうか。
非常に珍しいです。^±^←いっそのこと、こいつも冬虫夏草になれ(菌が逃げる説も)
でも、どうしてこうなるんですかね。
木に止まってたヤンマが動けなくなって植物化するとしたら、悲しいですよね。x±x

ちょっと見えにくいですが、イノコズチです。ヒユ科イノコズチ属です。猪の子槌。
20091205.jpg
これ自体は珍しくないのですが、珍しいのはこの植物の現象です。
真ん中に見える、赤く膨れたものを虫こぶと言ってましたが、この膨らんだところに虫がいるんだそうです。
・・・これも珍しい部類かな?^±^

左サイドには、雑草倶楽部さんたちのブログもありますので、ぜひお立ち寄りくださいね。
よろしくお願いします。^±^ノ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて、今回はもう一つ。^±^ノ

12月20日、今年最後の自然観察会と思って「緑の森博物館」に行ったのですがやってませんでした。
そこで、やはり同じく自然観察会があると思っていらっしゃった越谷からわざわざお越しいただいたご夫婦と意気投合し、臨時自然観察会をしないかということに・・・。
その際の、12月20日の風景を、ここで少しだけアップしますね。^±^ノ

緑の森博物館前の池は凍ってました。霜も降りてます。x±x
20091206.jpg

今月の花の候補にも選ばれたヤノネグサ。
霜で凍っているにもかかわらず咲いていた健気さに一票。
20091207.jpg

西久保湿地周辺で、タヌキの通り道、狸小路を発見。^±^
20091208.jpg
狸小路って・・・^±^

六道山から見た富士山です。^±^ノ
20091209.jpg
富士山キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

では、よいお年を。^±^

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お家寄席68・富士参り

皆様、メリークリスマスです。^±^ノ

さて、今日は「富士参り」の一席です。
昔、富士登山は「富士講」と言いまして、どちらかというと行事に近かったんですね。
・・・ではこちらは、平成17年12月24日、クリスマス・イブでの作品です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

12月24日 縁起のいいのか悪いのか、富士の落語

さて、今年も残りわずかとなりましたねぇ。
この寒い中、わざわざお運びいただきありがとうございやす。今日は、年末らしく、ちょいと縁起のいい噺でご機嫌を伺わせていただきたいと思います。
ま、年末の前に、クリスマスという大きな行事がありますが、今日はクリスマスイブですな。
ところが、このクリスマスが終わるってぇっと、たちまち街の雰囲気が一変して厳か(おごそか)になりやすな。
なんなんでやんしょうな、あれって?
クリスマスの陽気のあとの、あのシンミリとした気分は。
あのギャップ、なんていうか、耐えられんもんがありやして・・・。急に奈落に落とされたような気がしますな。
昨日まで街じゃケーキを売ってたのに、翌日は同じ場所で裸電球でぽつんと注連飾り(しめかざり)を売っていやして・・・。
この裸電球ってのも、あっしみてぇな貧乏人にとっちゃ、しんみりとしちゃって、心の底までズーンと寂しさがこみ上げて来るもんですな。
あ、まだクリスマスはやって来てねぇんですが、お客さんまでしんみりさせちまって。いえね、お客さんがしんみりするこたぁないんですよ。貧乏人はあっしだけでやんすから・・・。

そんなわけで、こんな小噺(こばなし)から。

クリスマス・イヴの夜、サンタクロース、自分の知らねぇ街に行っちまいやしてな。
警官から、職務質問を受けやしてな。
「じいさん、怪しいな。こんな夜更けに」
「あの、わしはサンタクロースでして・・・」
「何? サンタクロース? お前、外人か。パスポートは?」
「そんなの持ってません」
「おいこら、じいさん! それはいかんなあ。その袋に何が入ってるんだ?」
「へい、これは子供たちにお菓子やおもちゃなんかが入ってまして・・・」
「嘘をつけ! トイ○ラスやドン○ホーテから盗難届けがこっちに来てるんだぞ! 白状しろ!」
「・・・へ?」
「おい、それから、お前が引っ張ってるその動物は、何だ!」
「へい、こいつはトナカイでして・・・。わしのお足代わりでして」
「動物保護法に違反してるだろ! トナカイは絶滅危惧種に指定されたんだぞ! それに、動物を酷使しやがって、動物虐待罪だな。それよりなにより、パスポートがないってことは不法滞在だな!」
「だって、おまわりさん、わしはサンタクロースじゃよ・・・」
「ほう、この期に及んでまだしらを切る気か? そうやって、勝手に煙突から入ってるお前さんを目撃したとタレこみの電話もたくさんうちに来てるんだかんな! 家宅侵入罪だぞ」
「いやいやほんとですってば・・・」
「窃盗、家宅侵入罪、動物保護法、動物虐待および不法滞在の現行犯で逮捕する! 反省の色もねぇし、情状酌量の余地もないぞ!」
とうとう逮捕されちまいやして。
こんなにサンタクロースを知らねぇ街もないもんですな。

お後がよろしいようで・・・なんて、ここで高座を降りたら詐欺みてぇなもんですな。

ともかく、サンタクロースの正体なんですが、子供が夢の中にいるのを見計らって、親がそっと枕元にプレゼントを運んでくれてたわけなんですな。
夢の中で子供たちはサンタクロースに逢って、これがまた子供の縁起のいい夢であったりしたんですが、われわれ大人にとっては、初夢で一番いいのは富士山ですな。
「一富士、二鷹、三なすび」
なんてことを申しやして。

江戸っ子の心意気のひとつに、祭りなんてぇのがありますが、その神様つながりで講(こう)を組むなんてことをいたしやして。

講とは、民衆の間で、仏事や神事を行う結社のことでして、特に有名なのは「えびす講」ですな。
このえびす講に、
「牛に引かれて善光寺詣(まい)り」
なんて申しやすが、さしあたりあっしなんかは、
「彼女に引かれてデパートまわり」
ってぇ程度でしてな。
まあ、どうせ荷物持ちに使われるだけなんですがな。
「ちょっと、あんた。このバッグ持って。この買い物袋、持って…!」
なんて言われやして…。こっちゃ、あたふたしながら、
「はい…」
なんて言いなりで従ったりしやしてな。
あっしたちゃ、「おいはいの仲」でしてな。

とにもかくにも、まあ、財布も荷物も「あっし持ち」でしてな。えびす講の「商売繁盛」どころじゃないわけでして。情けないことで…。
それでも、円満ならいいことですがね。

話がだいぶ脱線しやしたが、その講のひとつに「富士講」なんてのもあったようで。
つまり、山には神様が宿るってぇんで、信仰として富士山に登られてたんですな。

で、富士山が遠い場合は近くで富士山に似た山に登ったりしやして。で、「○○富士」とつくところも多いんですな…。
うちの近くにもありやすよ。荒幡富士っていうんですが…。そこから見る花火がきれいなんですが、蚊にさされんのが、玉にきずなんですがな。

さて、場面は変わって、「富士講」で、富士山に登ろうとしている一行。

江戸っ子は、都会(まち)では威勢がいいんですが、どうも山には向かねえって輩(やから)が多いようでして。
少し登っちゃあ、「休みてえ」、また少し登っちゃあ「休みてえ」で、なかなか前に進みやしませんな。それでも一歩一歩、少しずつは、富士山頂に近づいてるんですがね。

「お~い、先達(せんだつ)さん。なんだか雲行きが怪しくなって来やしたねぇ」

「そうか…。それは昔っから言われるだろ。五つの戒律、誰か五戒(ごかい)を破った奴がいるからだろ! 戒めを破るとな。山の神様が下りてきて怒って天候を悪くするんだ」
「先達さん、なんだい? その五つの戒律って?」

「いいかい。それは不殺生(ふせっしょう)、生き物を殺すな。不偸盗(ふちゅうとう)、物を盗むな。不飲酒(ふおんしゅ)、大酒を飲むな。不妄語(ふもうご)、嘘偽りを言うな。そして不邪淫(ふじゃいん)、人のかみさんに手を出すな…。こんなんだな…」
「そうか。五戒か…。先達さん。あっしはその二倍だ」

「何だ? 善太郎。その二倍って…」
「あっしゃ、親父に勘当されて今は居候の身だろ? 留吉さんの二階にやっかい、しめて十戒。どうだ! 二倍だろ!」

「…確かに二倍だねぇ。でも、別に自慢することじゃねぇよ」
「だけど…うちの親父はあまりにも殺生だ! そんなんで勘当するもんじゃねぇってんだよ!」

「何だ? やぶからぼうに。でも、なんで勘当されたんだ」
「あ、あ、あ、あっしゃね~、親父の懐から財布を盗んだ。それで吉原に…」

「あ。ダメだ。そりゃあ完全に五戒だよ。しかも二つも戒めを破ってらぁ…。ところで、おいみんな、この講には初山(はつやま)も多い。これじゃ大変なことになるから、こうなったら全部悪行を吐き出しな…。おい、まず、初山の留吉さんはどうだい?」
「う~む。五戒らしい五戒でもないと思うが…。う~ん。こないだね。ど~しても我慢できなくって、うちからちょっと遠くにある居酒屋に酒を飲みに行ったんだよ。で、1杯が2杯、2杯が3杯って飲むうちに、ついつい気が大きくなっちゃって…」

「おいおい、もう戒律破ってるんじゃねぇかよ。…それで?」
「…でね。隣の客と喧嘩しちまってね。『おい、俺を誰だと思う! こう見えても武家出身だぞ』って、息巻いちまってね」

「でかく出たねぇ…。で、どうした」
「…で、相手の野郎をぽかっと殴ってね。勘定の時も、『勘定? 武家に勘定を請求するのか!』なんてでかいこと言った挙句、腹いせに居酒屋で飼ってた金魚を殺した…」

「おい、お前さんはひどいねぇ」
「面目(めんぼく)ねぇ。口が滑って…つい…」

で、それぞれみんながあれこれと懺悔をするんですがな。
ところがこれがなかなか尽きないんですな。きりがないんですな。

「おい、与太郎さんは?」
「あたいね~。湯屋ではだしで行って、下駄はいて帰ってきた」

「おい、粗忽亭長兵衛は?」
「あっしですかぃ。あっしは、回るすし屋で皿の上のすしだけ取って食べた。おかげでただで腹いっぱいでうちに帰った」

なかには、こんなせこい奴らもいたりしてな。始末に終えやせん。

先達さんも、
「この講にはろくな連中がいねぇなぁ…」
あきれているってぇっと後ろから声がしやして…。
「それなら、あっしが一番まともだ」

「なんだい、陣兵衛さん」
「あっしはそんなことはしねぇよ。みな悪どい奴らだねぇ」

「お。偉い! 陣兵衛さんは五戒を破ってないのだな?」
「ええ、先達さん。ただね…。ひとつだけ…」

「何だい、陣兵衛さんもかい?」
「いやいや、あっしは、みんなと違って悪どくはねぇよ」

「じゃ、そのひとつを話してみろ」
「…先達さんの…」

「何だ、急に口ごもって…。たいしたことないならもっと堂々としゃべれ」
「…先達さんのかみさんと一日寝ただけだ」

「おい! てぇげぇにしやがれ! おや、留吉さん、どうした?」
「う~ん」

見ると留吉の顔がみるみる青ざめて来やして…。

「どうしたってぇんだよ」
「なんか、頭が痛くて心持ちが悪くなってきたんでぃ…」

「おい。しっかりしろ…。あ、わかったぞ。そうかお前さん、今日が初めて山に登ったんだろ? 初山だろ? それで山に酔ったんだろう?」

「え? 山に酔った? 酔うわけです。ちょうどここは五合目です」

まあ、居酒屋で大暴れした留吉さんも、山の酔いにはかなわなかったりして…。
「富士参り」ってぇ一席でございやした。

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札所16番・無量山西光寺

こちらは2009年12月3日に巡礼しました。^±^ノ

今回は、札所16番・無量山西光寺です。むりょうさんさいこうじ。
ご利益は、四国八十八ヶ所巡りの回廊堂・招福酒樽大黒天です。
特徴ですが、四国八十八ヶ所観音霊場の本尊模刻像がならぶ回廊と、秩父札所に現存する建物の中で最古のといわれる札堂があります。関東八十八所霊場の特別霊場です。
歴史についてですが、ここは真言密教の寺院で札所開設以前に存在してたそうです。かつては京都仁和寺の末寺でしたが、現在は真言宗豊山派の長谷寺に属するそうです。
かつては室町時代の建築とされる札堂が観音堂であったといわれてます。江戸時代の宝永7年(1710年)に現在の本堂が建立されたとのことです。

こちらが西光寺参道です。さっそく行ってみよう。^±^
札所38-1

入口の門ですね。
札所38-2

雨の中というのに、おなじみの小坊主・一体さんも笑ってます。
ん? ん? ん?
ちょっと顔つきが違うような。気のせいでしょうか?^±^
札所38-3
ぎゃはははは。ついにニセモノ登場か?^±^ノ
前の一体さんのほうが「巧言令色」っぽかったし。^±^・・・二級さんと名付けようっと
二級さんって・・・^±^…二級酒みたいで、悪酔いしそうな名前だな

一体は、耳栓つめてたし、歯が黄色っぽかった罠。^±^←余計なお世話だよ!
札所36-5
ほらね。^±^←何が「ほらね」だぉ!
でもなにゆえに歯を黄色く塗っちゃったんだろう・・・x±x…そこまでリアリティ求めてないぞ
もっとも二級にはろくに歯も生えてないんですがね。^±^・・・ハナシニモナランワ

では入ってみましょう。てか、坊主の頭だけ写ってます。x±x
札所38-4

ここはなんでしょうか?
札所38-5

どうやら「四国八十八箇所」ミニ霊場出口のようでして、ここを巡れば四国八十八箇所と同じ御利益があるそうです。
札所38-6

ちょっと覗いてみますね。^±^
札所38-7

えー。その前に、まずはご本尊様お参りから。
札所38-8

暗くなったので本堂をフラッシュで写しました。
札所38-9

そして御朱印をいただきます。
あ。こいつは正真正銘の「巧言令色坊主」だゎ。^±^・・・歯も黄色いし耳栓してるし
札所38-10
歯が生え揃ってない二級でなくおせっかいな小坊主の一体です。^±^←罰当たりな言い方だな
本堂だけ案内すればいいものを・・・。
どこにでもしゃしゃり出てきます。^±^・・・「しゃしゃり出る」って、あぁたねぇ

こちらは先ほどの回廊堂の入口です。入ってみましょうか。^±^ノ
札所38-11
雨粒がレンズについて、若干見栄えが悪いですが。

フラッシュをたくとこんな感じです・・・。
札所38-12

実際はこんなに真っ暗で。x±x
札所38-13

金剛像が左にあります。
札所38-14

フラッシュを炊くとバチが当たりそうなので、そのまま写しました。
札所38-15

回廊を進みます。^±^
札所38-16

本来はひとつひとつ、礼をしながら歩くんでしょうけどね。それはまた後日ゆっくりと再訪しようかなと思ってます。
札所38-17

ご朱印、いただきました。^±^ノ
札所38-18

さいこうじ ちかいを人に 尋ぬれば ついのすみかは 西とこそきけ 
札所38-19
1句目の「さいこうじ」・・・を「さいころで」と読んでしまった。^±^
さいころで家を失い、西の住処か・・・x±x…とことんバチあたりやなぁ

御朱印の拡大ですよ。
札所38-20

秩父札所めぐりサイトWIKIです。
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さて、次の札所はどこかな?

テーマ : 寺巡り
ジャンル : 旅行

札所14番・長岳山今宮坊別院(今宮神社)

こちらは2009年12月3日に巡礼しました。^±^ノ

今回は、(札所14番・長岳山今宮坊別院・今宮神社です。(ちょうがくさんいまみやぼう)べついんいまみやじんじゃ。
江戸時代は聖護院直末の修験道場として大いに栄え、今宮坊が観音堂と今宮神社の別当を兼ねていました。
明治新政府の神仏分離令と修験道廃止により、観音堂と神社が分離されました。
現在の秩父札所十四番・今宮坊は観音堂を指し、今宮神社の今宮坊という表記は、かつてはそうであったということにすぎないとのことです。

こちらはそのお寺・今宮坊の別院・今宮神社です。^±^
札所37-1

入口でございます。
札所37-2

今宮神社の略記です。
札所37-3

神社の中には池があります。^±^
札所37-4

大木もあります。ご神木でしょうね。
札所37-5

鳥居も祀られてます。
札所37-6

こちらは神社の境内です。
札所37-7

役行者(えんぎょうじゃ)飛来の地です。^±^
札所37-8

役行者飛来に当たっての説明です。
札所37-9

この清龍の滝は、秩父夜祭の御神水だそうです。^±^
札所37-10

武甲山の伏流水でもあります。
札所37-11

そして馬頭観音も境内にあります。
札所37-12

境内の小さな築山(つきやま)を登ると、ありました。これが馬頭観音です。
札所37-13

神社の御利益はこれで終わりです。観音堂は先に巡礼しましたので。
札所37-14

さて。(゜∀゜)ノ
こちらでは、札所めぐりの御朱印はどうなるんだろうと思いましたら・・・。
ご朱印、ちゃんといただけました。^±^ノ
札所37-15

拡大版です。
札所37-16

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