うちのアルバム

うちのアルバムです。^±^ノ

いずれも1960年代前半の、アルバムです。
20130219・アルバム01

これは田舎の藤岡での写真。
いたずら盛りで、障子を破いて顔を出してました。
20130219・アルバム02

こちらは茅ヶ崎。
20130219・アルバム03

茅ヶ崎の南湖(なんこ)海岸。
20130219・アルバム04

群馬県は高崎の観音山。WITHおばあちゃん。^±^
20130219・アルバム05

高崎観音山の店ですがね。
20130219・アルバム06

多摩動物公園に行ったときのこと。昭和40年なり。
20130219・アルバム07

昭和42年あたりの中野区沼袋界隈。
20130219・アルバム08

同じ頃の石神井公園。
20130219・アルバム09

アメリカザリガニを捕ったし。^±^ノ
20130219・アルバム10

ザリガニはすぐにゲッチュ。^±^ノ
何がゲッチュだ!(゚Д゚)ノx±x
20130219・アルバム11

沼袋小学校の運動会です。
20130219・アルバム12

学校の様子、中庭でした。
20130219・アルバム13

てなわけでした。^±^
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テーマ : みんなに紹介したいこと
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六道山から六地蔵

実を言いますと、六道山からは、とりわけて見所はありませんでした。x±x
展望台からは、新宿の高層ビルは見えたものの、霞がかっていて富士山は見えずじまい。
で、歩くといいましても、いつもの狭山湖に沿ったフェンスの道で味気なく・・・。+±+
登山・街歩き57-19

それでも途中、ちょこっと紅葉してたので、写真を1枚。
登山・街歩き58-1
六道山から猿久保、御判立を通り、六地蔵へ。^±^
この間、2.2キロほど。
森の中を気持ちよく歩かせていただきました。

こちらは六地蔵付近です。^±^
登山・街歩き58-2
里山からここまで歩いても2キロほど。
ちなみに、里山から桜沢を通って六道山へ行くと、2.3キロほど。また管理事務所などにちょこちょこ行ったので0.5キロ加算するとして・・・。
したがって歩行距離はたったの7キロ。もう少し歩けばよかったかな。
少々物足りないのでありました・・・。^±^

こちらが六地蔵です。^±^
登山・街歩き58-3

どうやらこれが六地蔵
登山・街歩き58-4

六地蔵でした。^±^
登山・街歩き58-5

「警告。この地蔵にごみを捨てますと法律により処罰します」
この地蔵?(゚Д゚)ノ
地蔵にごみを捨てたらバチが当たるだろう!・・・と思っていたら・・・。^±^
読み間違えてました。^±^
登山・街歩き58-6
何だ、「この地域」か・・・x±x
この地蔵って・・・^±^

ぉぃらはそそっかしいので読み間違えが日常茶飯事です。^±^
テレビの「科捜研の女」も、「料理研の女」と思い込んでたり・・・。x±x…イツモソウサ
「料理研の女」って・・・。^±^
「料理研究会」か!(゚Д゚)ノx±x…ソレジャ普通の女ジャン

ここまで来ると、「かたくりの湯」まで近いのですが・・・。
登山・街歩き58-7
しかし、家を出発するのが遅くて、駐車場が閉まる時刻が刻々と近づきます。
いつだってそうじゃん!(゚Д゚)ノx±x
夕方4時半には門扉(もんぴ)が閉められてしまいます。x±x
温泉は次の機会にでも。^±^ノ
それでも、せっかくここまできたので急いで「管理所」まで行ってみることに。

なので、途中、キツネノマゴ、あわて撮り。
登山・街歩き58-8

アキノキリンソウ、あわて撮り。
登山・街歩き58-9

さらにあわて撮りです。^±^
登山・街歩き58-10

今度ゆっくりと来ます。^±^
夏ですと5時まで駐車場はあいてるんですがね。^±^;
なんとおっしゃるウサギさんも、どうにか時間までに駐車場へ着いたので、ほっとしたご様子。
「よかったね~」

というわけで、無駄にくたくたになった一日でした。^±^;…ムダにかよ!
登山・街歩き58-11

今度はじっくりと、腰をすえて写真を撮りたいです。
まあ、散歩が一番の目的ですから、これでいいんですが。
距離は稼ぎましたし。

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桜沢から六道山へ

では、桜沢へと降りてみます。^±^

桜沢への道はちょっと急でした。が、すぐに降りられました。
登山・街歩き57-1

降りたところに・・・。
登山・街歩き57-2

小さな沼がありました。
登山・街歩き57-3

これがなかなか、小さいながら趣のある沼でした。
登山・街歩き57-4

ここが桜沢です。^±^ノ
登山・街歩き57-5

新緑の頃もまた、きれいなんでしょうね。
登山・街歩き57-6

ちょこっと紅葉も。^±^
登山・街歩き57-7
ススキの白がいいですね。

ちょっと上に登って撮影・・・。
登山・街歩き57-8

ここでまた、坂を上り、六道山方面へ。思ったより急です。x±x
登山・街歩き57-9

気持ちのいい道ですよ。^±^
登山・街歩き57-10

やがて、六道山に近づきます。
すると、そこには!(゜∀゜)ノ
登山・街歩き57-11
見事な紅葉が出迎えてくれました。

美しいもみじです。イロハモミジかな?
登山・街歩き57-12

施設の庭のようですがね。
登山・街歩き57-13

見事に真っ赤ですよね。
登山・街歩き57-14

こちらはちょっと色あせてますが・・・+±+
登山・街歩き57-15

このもみじはきれい。(゜∀゜)ノ
登山・街歩き57-16

そうこうしてるうちに、狭山湖のフェンスに沿った道に突き当たりまして、そこにはサザンカが。
登山・街歩き57-17

サザンカです。^±^ノ
登山・街歩き57-18

夏場はアジサイがきれいだったところです。
登山・街歩き57-19

やがて、六道山の展望台についたのですが、残念なことに天気はよくも富士山は見られませんでした。
明日は、この狭山湖に沿って「六地蔵」まで。^±^

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里山民家の晩秋

里山民家に11月23日に行ってまいりました。^±^

はい、こちらです。^±^ノ
登山・街歩き56-1

そこの1コーナーに・・・。

ザリガニ箱
登山・街歩き56-2

ザリガニ箱って・・・^±^
登山・街歩き56-3
ザリガニを捕獲したらここに入れてくれとのこと。

・・・結構いました。^±^
登山・街歩き56-4
マッカチンですかぃ。(゚Д゚)ノ
死ぬと臭いです。x±x…貝とカニとエビはくさいぉなあ
で、このザリガニたちの行く末は?
子供たちにあげるのかなあ。
子供たちがもらって、暖かい部屋の中で育ててあげられればいいんだけど。田んぼではいくら害があるとはいえ、生きてるんだからなあ。

里山民家の紅葉です。
登山・街歩き56-5

さて、里山民家の周辺を散歩してみましょうか・・・。
登山・街歩き56-6

カラスウリの実です。ウリ科、カラスウリ属です。烏瓜。
登山・街歩き56-7
オレンジ色のにくいやつ・・・^±^

イモカタバミです。カタバミ科、カタバミ属です。芋片喰。
登山・街歩き56-8
意外と初出場なんです。
よかった・・・来月の「今月の花」の保険にしておきます。^±^
って、ズルしていいのかよ!`±´ノx±x

ジシバリ、正式にはイワニガナです。キク科、ニガナ属です。岩苦菜(地縛り)。
登山・街歩き56-9
こちらも意外や意外、初出場。普通、春の花とされているはずなんですが。
秋にも咲くのな!(゚Д゚)ノ
意外でした。里山周辺では咲いてました。

まだ探してみますよ。^±^ノ
登山・街歩き56-10
秋の空はきれいです。

オオイヌノフグリです。ゴマニハグサ科、クワガタソウ属です。大犬の陰嚢。
登山・街歩き56-11
こちらも春の花のはず・・・。ややこしいですが葉っぱはギザ丸いやつです。

カタバミです。カタバミ科、カタバミ属です。片喰。
登山・街歩き56-12

イヌタデです。タデ科、タデ属です。犬蓼。
登山・街歩き56-13
アカマンマも成長しました。

では山のほうに登ってみましょう。
登山・街歩き56-14

山ってほどではないですがね。^±^
登山・街歩き56-15

すぐに尾根道です。通った道の下は「池田」という場所だったのですね。
登山・街歩き56-16
夏にワルナスビが咲いてたところが「池田」です。^±^

尾根道は「尾引山遊歩道」ですね。
登山・街歩き56-17

ここをしばらく登ります。
登山・街歩き56-18

今度は反対側に左折してみましょう。瑞穂町方面、桜沢に下ります。
登山・街歩き56-19

では続きは明日・・・^±^ノ

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お家寄席67・引越しの夢

さて、今日は「引越しの夢」の一席です。
大店(おおだな)で、男だけの場所に女性が入ると、今も昔も大騒ぎになりますね。その競争率はすごい・・・。
・・・ではこちらは、平成17年11月26日の作品です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

11月26日 引越しの夢

えー、いつの世にも、スケベ好きな人がいるものでしてな。
ある大店(おおだな)の主人が、ある日、美女を雇ったって話から始まりやす。
それはどこから雇ったのかと申しますってぇっと、今で言いやすとハローワークですな、当時は桂庵(けいあん)などと申してやしたがな。

色町ではともかく、普通の大店では美女なんぞなかなか雇えるケースすらありやせんのですが、そんな美女を雇ったら最後、もうそこの大番頭さん、彼女を雇ったしょっぱなから店の「早じまい」を決め込みやすな。

今日はそんな落語、「引越しの夢」ってぇ落語でお付き合いいただきやす。

まあ、早じまいしても、これは必ずしも丁稚(でっち)への思いやりなんかじゃありませんでしてな。
むしろ、丁稚を早く寝かせて、あわよくば夜這い(よばい)して自分だけ物にしようって魂胆(こんたん)でして。

でも、丁稚も、
「早く休める」
なんて有難がってるのばかりじゃございやせんでしてな。
もっとも、
「早く休める」
なんて喜ぶのは本当の小僧だけでしてな。

なかには、
「大番頭さん、お疲れなんだから早く寝ちまったらいいのに…!」
なんて祈ってるやつもいまして。
まあ、子供ばかりじゃなくって、ある程度大きくなってる雇われ人もいるわけですから、決して大番頭だけの思い通りにはならないもので。

ただ、小僧に限ってはもう嬉しくてたまりませんな。
「あのねぇ、うちのお店、今日早じまい。何でだかわかる? 今日女の子をお店で雇ったの。それをうちの大番頭さんが狙ってるの。だから今日は昼で終わり・・・」
なんて、はす向かいの店に自慢したりしやしてな。

でもちょっと年配の、いや、顔に「にきび」ができる年頃の雇われ人とか、一番番頭、二番番頭たちは、
「今夜はものにする」
なんて、かえって目がらんらんと輝きやして。

こんな野獣も大勢いますからな。大番頭だって気が気じゃありやせんな。
「おい、あしたは早いぞ。とっとと寝ちまえ!」
なんて命令しても素直に言うことなんざ、聞きやしませんな。いや、上半身がいっくら「はい」なんて言っても、裏腹下半身が…。

さて、その夕方、早速早じまいしやしたがな。
「おい、もう寝ちまったか?」
「グ~、ゴ~」
「本当に寝ちまったんだろうな」
「ゴ、ゴ…」
「…この野郎! いびきで返事しやがって!」

…なんて、警戒しあってたんですがな。普段からの疲れも出たと見えて、そのうちに番頭も丁稚もみんな、本格的に寝ちまいやして。

ところで、女の子の部屋は特別室でしてな。
丁稚のところからは、はしご段を降りて、台所を通って、その奥の閨(ねや)でしてな。
なかなか相手のゴールは遠いんですな。

で、最初に起きだしたのは定吉でして。寝相の悪い丁稚の幸兵衛に、顔を蹴られやして。
「…おいおい。幸どん。お前さんは本当に寝相が悪いな…ん? 待てよ…幸どん。お前さんは偉い…早速、彼女のところへ…ムフフ」

なんて、そうっと、そうっと。
「…はばかりに行くだけですよ~。夜這い(よばい)じゃありませんよ~…」
って、そろそろと中腰で歩くんですが、この時代は、当然、闇ん中でしてな。
それはそうですな。今は平成。この噺(はなし)はまだ江戸時代、ろくに明かりもない時代ですからな。

で、定吉は、あまりにも暗いんで、手探りでこわごわと歩いてたんですが、台所を通るうち、うっかりと吊り棚に頭をぶつけてしまったんですな。
悪いことは重なるもんでしてな、あいにく、その吊り棚がまた古くて、頭をぶつけた拍子に、それを吊ってた棚の、定吉のいるほうの紐がプッツン。切れちまったからさあ大変。
ガランガランガラン…!
鍋が落っこちやして。
「おっとっとっと…」
で、定吉、あわててそれ以上落とさないように、よっこらしょと手で支えて。
期せずして、この棚を担(かつ)ぐことを強(し)いられたんですが。何せ重い…。だけど離したら、それこそガラガラガラ。総崩れですからな。
息を殺して、く、く…と力を入れて担いでる間、これが不幸か幸いか、この音に気づいたのが喜作でしてな。
「ん? なんだ? なんか大きな音がしたぞ。ん? あ、そうだ。起きてよかったよ。しめしめ、女の子の所へ行ってみよう…夜這い夜這い…」
などと同じことを考えてやして。

ところが喜作もちょうど台所で、定吉が落とした鍋に偶然、とんと躓(つまづ)きやしてな。吊り棚のちょうど定吉とは反対側に行きやした。
で、転んで起き上がったところにちょうど棚がありやして、頭をゴツンと打ったその拍子にもうひとつの紐もプツン!…切れちまいやしたから大変。
ガラガラ…。
こちらも崩しちまわないように手で支えると、これがまた重いんですな。
「う~ん…重い」
喜作が呻(うめ)くってぇっと、その声に定吉、
「お。その声は喜作どんか…。助かった…。これで楽になった…」

喜作も、
「その声は…定吉どんですね。何してるんですか?」
「はばかりに行こうとした」
「え? はばかりは外ですよ…で、今定吉さんはどうしてるんですか?」
「お前と同じことをしてる…」

まあ、右から左から、二人が棚を担いでるってぇ具合なんですがね。
二人で協力して、棚をおろせばなんてことないんですよね。
でも焦った二人、機転を利かせる余裕もなく、そんなアイデアなんて出ませんな。
だいの大人が闇の中、棚を担いでる姿、想像して御覧なさいな。
滑稽で間抜けですな。

そのうちに今度は外から、ドボンと、なにやら井戸に落ちたのもおりやして…。
これが久助らしいですな。
こちらもはばかりに行くふりをして、反対側の木戸から回ってわざわざ外に出て、夜這い(よばい)に行こうと企(くわだ)てたものの、石ころに躓(つまづ)いて井戸に落ちたようで。
「お~い! 助けてくれ~!」
「おい、その声は久助どんか」
「おお。定吉どんか、こっちに来て助けてくれ」
「行きたいのは山々だけど、事情があって行かれないんだ」
「何で来れないんだ」
「棚を担いでる」

それを聞いた喜作は、定吉に、
「定吉どん。なあんだ。こっちも棚を担いでるんだ、定どんの反対側で」

「しかし久助どん、そっちは命がけだな」
「命がけだよ、助けてくれぃ!」

この騒ぎで大番頭が起きたようで。
明かりを灯(とも)しやしたので、定吉、
「おい、喜作どん、それから井戸に落ちた久助どんも聞いてくれ。ここは大番頭にばれないように、とりあえずはいびきをかいて寝たふりしてごまかそう」

で、定吉も喜作も、井戸に落ちた久助までも、
「グ~、ゴ~」
いっせいにいびきをかきやしてな。「狸寝入り」を決め込みやした。

でも、ばればれですな。
大番頭が台所で灯を照らすってっと、台所で棚を担いで、狸寝入りをしてる二人がおりやしてな。
「おい。お前さんは定吉に喜作…。ん? なんか外の井戸の中からもいびきが…その声は久助だな? おいおい、お前さんがた、こんなところで棚を担いで何してるんだ!」

するってぇっと、定吉と喜作、声をそろえやして、
「いえいえ、棚を担いでるのは、引越しの夢を見ておりますからです…」

ここまでが「引越しの夢」のオチですが、これでは物足りないですな。
ね?☆
物足りないですな…?^±^
…なぜなんでしょう?
…そうですな。井戸に落ちたほうのオチがついてありませんからな。
粗忽亭、早速こちらにもオチをつけ、フォローしやすがな…。

で、井戸からはってぇっと、こちらは久助でしてな。
「あっしは夢なんか見ませんでした」
「なんで見ないんだ?」
「井戸に落ちただけに、なにも水(見ず)でした」

真説・「引越しの夢」ってぇ落語でして…、お後がよろしいようで…。

m<●>m!

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

雑草倶楽部(2009年11月)

今月の花は?

ハキダメギクです。キク科コゴメギク属です。(掃溜菊)。
20091101.jpg
アメリカ原産の帰化植物。植物博士、牧野富太郎氏が世田谷の掃き溜めで発見したからこの名前がついたそうですが、かわいそうですよね。

てか、イイノカ?コレデイイノカ?^±^

コレデイインヂャヨ!^±^ノx±x

トトロの森で、人知れず寂寞(せきばく)として咲いていました。こんなに寒い中、しかも日陰に。
それを見てふと思い出したのが、「北の国から」のワンシーン。
純(吉岡秀隆さん)が東京に出てきてから4年目の秋・・・。
純が15歳。北海道富良野から単身で東京に来たものの、就職先でちょっとした傷害事件を起こし、傷心と失意の中で帰郷し、そして再び東京へ。
わだかまりや不安などがまだ交錯してた心中で、一生懸命にもがいてた頃、寂寥(せきりょう)とした純のアパートのシーンで、浜田省吾さんの「4年目の秋」が流れてました(確かそんな設定だったようなわけで・・・)。
秋には寂寞(せきばく)とした、ちょうどハキダメギクの咲くような情景が、とてもよく似合います。
だから、今月の花。コレデイインヂャヨ!^±^ノx±x

ハキダメギクの名前があまりにもかわいそうで、別名を調べたら、ありました~。「豆菊」というそうですよ。こちらのほうがぴったりだと思いますよね。
マメギクとは、かわいい~~~^±^ノ

ほかにもいろいろと。

ミヤコグサです。マメ科ミヤコグサ属です。「都草」。
20091102.jpg
新潟松之山、大厳寺高原にて。

カンツバキツバキ科ツバキ属です。(寒椿)。
20091103.jpg
こちらはベニボタンですね。
そもそも、カンツバキはサザンカとツバキの掛け合わせなんですよ。^±^ノ

テーマ : 花の写真
ジャンル : 写真

お家寄席66・将棋の殿様

さて、今日は「将棋の殿様」の一席です。
将棋が好きな殿様、ところがこれがまたいけない。無頼派で、自己流だったらまだ奥ゆかしい。殿様という身分を利用するだけ利用して・・・。
・・・ではこちらは、平成17年11月24日の作品です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

11月24日 将棋の殿様はわがまま気まま

えー、こんちまた、ばかばかしいお笑いを。

  こんちまた 逆さにいえば ちんこたま…

こんなくだらねぇ川柳はさておきといたしやして…。
今日は「将棋の殿様」ってぇ、いかさま将棋の一席で、ご機嫌をお伺いします。

将棋といえば、2005年の11月に、瀬川さんって方がアマチュアからプロの四段になりやしたが、これは戦後初めてでしてな。その前はってぇっと、花村氏がやはりアマチュアからプロになったんですが、凄いことでしてな。

まあ、瀬川さんも、もともとは将棋の奨励会に入ってやして、三段にまで上ったんですがな、残念なことにその頃、現在の将棋の長、羽生さんやら、佐藤さん、森内さん、丸山さん、藤井さんをはじめ、強豪がゴロゴロいた時代ですからな。瀬川さんの小さい時には、まあ、実際に指したかどうかはわからないですが、谷川さんなんかもおりますしな。

ですからプロに大勝ちしてるといえども、その頃に三段になれる実力があるんですから、当然かも知れやせんな。

さて、昔も将棋キチがおりやしてな。こちらはそんなのとは違いやして、ヘボ。それも上に「ど」がつくほどのドヘボでしてな。
なのに、誰にも負けたことがないんですな。
なぜかと申しやすってぇっと…。
その実体は、殿様ですからな。
つまり、殿様ですから特権を使い放題、力づくで何でもあり、誰も逆らえやせんで…。

もし仮に、逆らいでもしたなら、
「無礼者! よくも世に勝とうとしたな。え~い、そこに直れ! 打ち首にいたすわ」
なんて、将棋盤をひっくり返して刀を振り回すもんですからな。
「失礼奉(たてまつ)りました。投了でございます」
と、負けざるを得なくなりやして。

まさに、無手勝流(むてかつりゅう)のし放題でして、「戦わずして勝つ」ってやつですな。

噺はちょいと横にそれやすが、無手勝流ってぇのは、剣豪・塚原卜伝(つかはらぼくでん)が琵琶湖(びわこ)の八橋(やばせ)の渡し船の上で、乱暴でたちの悪い武士に真剣勝負を挑まれて、相手をだまし小島に上がらせやしてな。自分はそのまま武士を置き去りにして船を出して、
「戦わずして勝つのが無手勝流だ!」
と言って血気の勇を戒(いまし)めたってことから来てやして。
別の落語に「岸流島(がんりゅうじま)」ってぇのもありやすがな…。

噺を戻しやすが、この殿様、それ以上にいんちきでしてな。
とにかく、好きな自分の駒を勝手に持ち駒にして、それを好きなところに打って相手の駒を取ったりするのは殿様が、
「これは定石(じょうせき)じゃ」
などと勝手に決めたりしやしてな。
ただ、いくら殿様が「定石」と言っても、相手がその手を使うってぇっと、
「無礼者! 手打ちにいたす!」
となるのがオチでして、結局は殿様だけの定石なんですな。
もちろん二歩、三歩は当たり前でして、ひどいときは、殿様の手番で、歩を縦に九つ並べたって将棋もあったもんで…。
また、自分の駒が邪魔をしててもそこを通り越して敵の駒を取るってぇ高等戦術も日常茶飯事(にちじょうさはんじ)でしてな。
もちろん、斜めしか行けない角を縦に走ったりして、
「王手じゃ」
とやりますからな。
相手は家来といえどもたまったもんじゃありませんですな。
「お殿様。なにゆえに角がまっすぐ動くので?」
「何? 余は苦しゅうないぞ! この角はな、突然変異で動いたんじゃ」
もう、二の句を言わせやしませんですな。

「それでも…」
って、口答えでもしようもんなら、
「無礼者!」
と、一喝ですからな。

なぜそんなことができるかってぇっと、何しろ殿様ですからな。

こんな将棋を続けているうち、殿様もすっかり天狗になっちまいやして、
「世を倒したものには、褒美(ほうび)を取らすぞ。ただし負けたらこの鉄扇(てっせん)でつむり(頭)をはたくので覚悟しておけ」

ただ殿様はずるい行動だけでしてな、それでどんどん勝っちまって、家来のおつむりをポカリ。
もう塚原卜伝(つかはらぼくでん)でも呆れるほどですな。

家来も否応なしにコブだらけになっまって。理不尽このうえなしですな。
ですから、お相手が一人減り、二人減り、仮病を使ってまで将棋を敬遠する始末で、みな、殿様の相手をするのが億劫(おっくう)になっちまいやして…。
しまいには誰も殿様と将棋を指さなくなりやして。
それはそうですな。賞金を出したところで、殿様に勝とうとすると、
「無礼者!」
って脅されて、鉄扇でコブだらけですからな。誰だっててめぇの命には代えられやせんで。

「…おい、最近、暇だのぅ」
ちらと横目で、お目付け役の三太夫に、将棋を指す手つきをしながら囁きやす。

「世が勝ってばかりで、誰も相手にならぬ。腰抜けの家来はみな、相手にならんのじゃが、どうじゃ。三太夫。一局…」

三太夫も殿様のわがままを見かねてやしたので、
「では、殿。一局お願いされましょう」

早速、パチンと、殿様の先手でして。
殿様はへたくそなので、いきなり角の上の歩を突きやす。

「あ~あ。ド素人だな」

三太夫は、心でつぶやいて、飛車の歩を突きやす。
で、今度は飛車の斜め上の歩を突きやしたので、今度は三太夫、角道を通すように、角の斜め上の歩を突きやして。
さらに殿様、角の隣に銀が上がり、そのあと角の斜め上の歩を突いたものですからな。殿様の角がただで取られてしまいやして。おまけに三太夫の角は成って「馬」に変わりやしてな。

すると殿様、あろうことか、
「無礼者! よくも余の角を取ったな。打ち首にいたすぞ!」

三太夫、こことばかりに、
「殿、ご乱心を召さるな! 殿のお力は将棋ではその程度のものよ。角の気持ちもわからんとて、簡単に角を取られる。飛車の心をわからずして、頓珍漢(とんちんかん)なところの歩を突く。歩の心、わからずして、二歩を打ったりする。殿は将棋の気持ちもわからぬド素人よ。それを自分の無手勝流(むてかつりゅう)で、一般の市井(しせい)に刃物をかざし振り回し、力づくで向かって。ああ情けない、情けない…」

殿様、
「左様か…。まあいい。取れ!」
と憮然(ぶぜん)と言い放ちつつ、その角を自分の銀があるのにそれを飛び越して飛車で馬を取りやして…いつもの滅茶苦茶な将棋を披露します。

それを見逃さなかった三太夫。
「ああ、情けない。中国将棋じゃあるめぇし…。お取り越しでござるか。満足に日本の将棋のルールも知らずに自分の権力を利用し、振り翳し(ふりかざし)て、家来を脅し、こんないんちき将棋で鉄扇で家来のおつむりを打擲(ちょうちゃく)するとは情けない…。さぞかし家来も我慢をされてたんじゃろうな。おいたわしや…」

…あの。中国将棋には、実際、このお取り越しっていう駒があるんでございやすよ。お取り越しをしなくちゃ、相手の駒が取れねぇって駒があるんです…。

とにかく、三太夫がお目付け役という身分を利用し殿様を諭(さと)しやすってぇっと、ますます殿様不機嫌になりやして、将棋盤をひっくり返しやしてな

「これ、三太夫。目付け役とて許さん! そこへ直れ。打ち首にいたす!」

「ああ、殿、つくづく情けない。将棋は戦場の縮図よ…。殿が戦場で、そのような汚い手を通用させるかと思うと憂(うれい)以外の何者でもないわ。敵の駒を取るためといえども、味方を飛び越せる人間がどこに居るか! 挙句の果てに不機嫌になると盤をひっくり返すとは…。そんないんちきで駒を取られるならば、敵の王将も死んでも死にきれぬ。負けても負けきれぬ。殿の将棋はいくら勝ったと鼻を高くしても、所詮(しょせん)殿の負け将棋…死んだ将棋でどざいまするぞ! ましてや、盤をひっくり返すのは戦場から逃げる汚い将棋…」

ここまでまくしたてられるってぇっと、さすがに殿も言葉に詰まり、それでも駒を蹴飛ばしながら、

「え~い! もうやめじゃ、やめじゃ! こうなったら、今後一切、将棋などは指さんぞ! これから将棋を指したもの、打ち首にいたす」

…って、ここまでが落語の「将棋の殿様」なんでござんすが、粗忽亭の落ちは、ちょいと違いやして。

「将棋を指すもの、打ち首」
とのお触れを出したまではよかったんですがな、

ところがでござんす。

殿が最初にそのお触れに背(そむ)いちまいやして…。

「どうじゃ。また余と将棋を指さぬか? 勝ったものには褒美、負けたものには鉄扇を…」

痛い目にあった家来は金輪際(こんりんざい)殿様とは将棋はやりやしませんぜ。
家来のおつむりの痛みもわからぬまま、将棋が恋しくなって御自ら(おんみずから)墓穴を掘って、すんなりとお触れに背いた(そむいた)殿様…。

ああ、あわれ、殿様将棋で打ち首になったってぇ噺でございやして…。
…で、言いだしっぺの殿が打ち首になったためにお触れは解かれ、その後、自由に将棋が指されるようになり、再び町に平和が訪れたってぇことで…。

ああ下手の横好き…。
結局、殿様、将棋をやめられなかったようでしてな…。
お後がよろしいようで…。

m<●>m!

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

お家寄席65・反対車

「高橋さんの写真館」名物になりました「お家寄席」・・・。
さて、今日は「反対車」です。
この落語の演じ方は、結構自由度が広いんで、それだけに生き生きと演じられるんですが、粗忽亭長兵衛流はどうでしょうか。
・・・ではこちらは、平成17年11月23日の作品です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

11月23日 反対車

えー、寒くなってまいりやしたが、いかがお過ごしでしょう。
こう寒くなるってぇっと、外に出かけるのも億劫(おっくう)になりやすな。
外に出たら出たで歩くのがいやになりやす。
ついつい歩くのがいやでタクシーに乗ってしまいやして。

昔はタクシーではなくって人力でしたな。
ですから、交通事故が多い昨今でござんすが、今でこそ車が人をひいてやすが、昔は人が車をひいてたんですな。
まあ、その頃の噺(はなし)で。

「おぅ。車屋さん、ちょっくら上野までやってくれ」
「へ? 上野ですかぃ? へぃへぃ…」
「なんでぃ! へぃへぃってこたぁねぇだろうよ! それが客に対する態度なのかねぇ」
「わかりやしたよ、せっかく眠りについてたところを…」
「お前さん、寝起きが悪いねぇ。早く上野まで行ってくれってぇんだよ! こちとら急いでるんでぃ」
「じゃ、しょうがねぇ…。走りやすか…」
「おいおい、いちいち気に障るねぇ。しょうがねぇとはなんだよ、早くやってくれよ」
「へい、かしこまりやしたよ。そうだお客さん、お願いがありやすが、決してそこに腰掛けないでおくんなさいまし。うちの車、年季の入った車でしてスプリングがあっちこっちに出てますんで噛み付きますよ、スプリング・ハズ・カム…なんて…」
「おいおい、林家三平さんのギャグみたいなこというなよ。ひどいねぇ…。こうやってつり革につかまって中腰かい? 通勤電車より疲れるねぇ、この格好って。腰が痛くなっちまうじゃねぇか」
「ええ、その代わりずいぶんと腕が丈夫になります」
「ええ、至れり尽くせりだね、お前さんの車。つり革につかまって…こうかい?」
「じゃ、行きますよ。う…んと…。う…んと…。…あのお客さん、もうちょっと前かがみになっていただきませんかねぇ」
「ど、どうしたんでぃ。前かがみか? こうかよ?」

お客が前かがみになりやすと、車が前にかしぎやしてな。
運転手、
「…ああ、…ついた」

お客、いらいらしやして、
「着いたって、運転手さん、車は一歩も動いてねぇよ」
運転手、
「…いや、足が、…ついた…」

「おい、お前さん、今まで足が宙に浮かんでたのかい。しょうがねぇなぁ…。早く行ってくれ」
「では、動きますよ…。よい…やさのよい…やさ…」
「しかしお前さんの車、遅いねぇ。それになんでこんなところでくるくる3回も回ってるんでぃ!」
「ええ、走りはじめじゃ、3回車が回ることになってるんで…」
「渡り鳥のような車だな…。おいおい、ずいぶんとまわりの車が抜いていくな」
「…若い人には花を持たせやしょう」
「若い人って、年寄りの車にも抜かされてるじゃねぇか」
「…年寄りの車にも花を持たせやしょう」
「おいおい、花を持たせすぎだろう?」
「いえいえ。花を持たせたほうが、弔い(とむらい)はにぎやかで…」
「お前さん、そんなににぎやかな弔いで、上野にはいつ着くんでぃ!」
「…へい、たぶんあさって未明の3時すぎには…」
「いいよ。ここで降りるよ」
「あの、上野までまだ半分も回ってませんよ」
「いいよいいよ。降ろしてくれ」

客はじれて車を降りやす。降りたとたん、
「ありがとやんした」
って、その後の足の早いこと早いこと、ピュッっと行っちまいやしてな。

「…もう、早い車、来ねぇかな。お、来た来た。あの車、早そうだねぇ。おい、車屋さん」
「何を? 車屋? おうおうおうおう。畜生、早く乗りやがれ!」
「そうそう、そのくらい早くしてもらわねぇとな。おい…」

って言ってるうちにも車は動き出しやして、
客が、
「おい、行く先聞いてなくて大丈夫かい?」

するってぇっと車屋、
「このぐず、うすのろ、間抜け。どこに行くんでぃ!」
「上野までやってくれ…」
「なんだと? それを早く行ってくれよ。走り出しちまったんでぃ。埼玉県の大宮まで止まらねぇよ」
「おい、うそだろ?」
「この間も、赤羽で急行を抜いた…」
「おいおい、冗談はやめておくれよ。本当におめぇの車は早い…けど、止まらねぇな。おいおい、土手だよ。あぶねぇ」

土手のところで、やっと車は止まりやしてな。
「おい、ここはどこでぃ。埼玉県川口? おいおい、本当に大宮まで行くつもりだったのかよ」

まあ、この落語、関西でやったらうけなかったですな…。
粗忽亭、天王寺に行くのに和歌山まで行った噺(はなし)をすればよかったですな。堺の大和川の土手で止まって…。

「おうおう、悪いか? お前が行く先を言うのが遅いからこうなるんじゃねぇか。じゃ、上野に戻るぜ。いよ、いよ、よよよよよ!」
「おう、お前さん、早いねぇ。早合点(はやがてん)はともかくとして、あっという間に不忍池(しのばずのいけ)だよ。大阪だったら文の里の池だがな。早いねぇ…。あ、運転手さん、前、前! 芸者がいる! 芸者! あ、芸者を不忍池に突き落としちまって…。早く芸者を岸にあげてやれよ」
「いやいや、それは出来ませんな」
「おいおい、溺(おぼ)れてるよ、早く芸者あげてやれ!」
「いえ、芸者上げられるくれぇなら、車屋なんてしてやせん」

人騒がせな車屋ですな…。
「反対車」の一席でご機嫌をお伺いしやした。

m<●>m!

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

お家寄席64・饅頭こわい新説編

さて、今日は「新饅頭こわい」の一席です。
饅頭こわいをベースにしつつ、それより怖いものとは?
・・・ではこちらは、平成17年11月22日の作品です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

11月22日 マンジュウより怖い落語って?

えー、今日は落語をちょいとひねって、現代に警鐘(けいしょう)を鳴らすような現代落語をやりたいと思いやす。
まあ、オレオレ詐欺、振り込め詐欺なんて、ひところ流布(るふ)してましたが、未だにあっしの所に来るようで、本人が出たら、ガチャンと切りやがって、失礼なやつですな。

さてと、ここはお江戸。八百八町でして。
長屋で、怖いものなしっていう熊さん。怖いものを聞き出してる場面から始まりやしてな。

「おい、八っつあん。お前さんには怖いものがあるのかぃ?」
「…あっしかぃ? あっしはお化けが怖い…」
「あっはっは。だらしねぇな。それにしてもお化けが怖いとはオコチャマだな。おぅ、そっちは?」

その隣に座ってた粗忽亭、
「あっしは饅頭(まんじゅう)がいちばん怖いんでぃ…」

するってぇっと熊、
「何じゃ、それ! そんなの古典落語にもあるじゃねぇか! どうせお茶が怖いって、お茶までゴチになるって寸法だろ? 少しは捻(ひね)りやがれ! じゃ、そっちはどうでぃ!」

すかさず詐欺兵衛(さぎべえ)、
「あっしは小銭が怖い」

熊は、
「え? 小銭が怖いだと! だらしねぇな! ほれ、10円でぃ!」
そう言って10円をばらばらとばらまいたんですが、

詐欺兵衛、白けながら、
「10円ですと? ナメテンノカゴラァ~! 今のご時勢、10円なんて子供だって拾わねぇぜ!」

その横で必死に拾う粗忽亭。

熊、こんな粗忽亭を軽蔑(けいべつ)の眼差し(まなざし)で見つつ、
「じゃ、これでどうでぃ!」
100円をばらまきやす。

詐欺兵衛、
「あっしはこの100円が怖いんでぃ。怖いから拾っちまおう。で、懐(ふところ)にしまっちまおう…。でも熊さん…本当はもっと怖いものがあるんでぃ」

熊は笑いながら、
「もっと怖いもの? あっはっは、何でぃ?」

詐欺兵衛はがたがた震えながら、
「実は500円玉のほうが大きくって怖いんでぃ!」

「何? 500円だと? こんなものが怖いかねぇ…」
そう言って500円玉をばらまく熊。

「おぅ。怖いよ~怖いよ~。見るのも怖いから一刻も早く懐にしまっちまおう」

その隣でなおも10円玉を拾い続ける粗忽亭…。

気分良くばらまいてる熊も、そのうちに銭がなくなって来やす。で、気がついたら小銭がまったく無くなっちまいやして。ここでやっと騙されたのに気づくんですな。

「おい! 詐欺兵衛。あっしを騙したな? 小銭がひとつもなくなっちまったじゃねぇか! 詐欺兵衛! いったいお前は何が一番怖いんでぃ!」

するってぇっと詐欺兵衛、平然として、
「えへへ。えー、あっしはこの辺で1万円の札束が一番怖い」

熊さん、騙されてすっかりご立腹。
「…まったく図々しい野郎だな。おいらを騙しやがって。おぅ、そっちの。お前らは何が怖いんでぃ!」

よしゃ(よせば)いいのに、隅っこでがたがた震えてたお三方に声をかけたから、ここからが熊さんの悲劇の始まりでしてな。

実はその話を聞いてたのは、国を預かる大目付役人のオエラ左衛門(おえらざえもん)でして、
「あっしは天下りが怖い」
「そうか…。ほれ、大企業に天下りじゃ! 役職もつけてやるぜ」
「役職? 怖い怖い…。あっしは役職ってぇのが一番怖いんでぃ。甘くて怖い手当てがつくだけに最高に怖いから、天下り食っちまおう」
「…って天下りが食えるわけねぇだろ! 騙したな? おぅ、そっちは?」

指をさされて、なにがしアイティ衛門、
「あっしはでっかい野球場が怖い」
「でっかい野球場だって? ほれ、東北にでっかい野球場だ!」
「あ~、怖いから全部食っちゃおう。ついでに名物牛タンも食っちまうか…。ああ、怖い怖い。最下位怖い」
「野球場が食えるわけねぇだろ! 無駄に監督を1年でクビにしやがって!」

そしてなにがしファンドの助までがこんなことを言う始末…。
「あっしはひたすら株が怖い」
「ほれ、株じゃ~。野菜のカブじゃねぇぞ!」
「怖い怖い、怖いから食っちまおう。この球団の株、一部上場にさせてや!」
そう言って、こちらは国民からはかなり反感も買いやしてな。

熊さん、すっかり一文無しになりやして…。
って、いくらお金持ってるんでぃ…熊さんは!
「え~い、そろいにそろってあっしを騙(だま)しやがって。お前ら、本当は何が怖いんでぃ!」

するってぇっと、オエラ座衛門、
「えへへ、あっしはこの辺で年金の特別会計が一番怖い」

また、なにがしアイティ衛門、なにがしファンドの助も口をそろえやして、
「あ、あっしたちはテレビ局の株が一番怖い」

すっかりと丸裸になっちまった熊さん、くしゃみをひとつしやして、とうとう悟りやしたな。

「あ、あっしにも怖いのがひとつだけあった…。ああ、世間が怖い!」

えー、おちもついたところで。「ゲンナマこわい」ってぇ一席でございやして。

なお、この落語はフィクションであり、登場人物・関係団体は一切実在の人物とは関係ありやせん。
お後がよろしいようで…。

m<●>m!

テーマ : 落語
ジャンル : お笑い

お家寄席63・置き泥

さて、今日は「置き泥」の一席です。
泥棒の上を行くずうずうしい男が主役なんですが。
・・・ではこちらは、平成17年11月21日の作品です。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

11月21日 「置き泥」の一席

えー、いつもお客さんのお顔を拝見しながら、どんな噺(はなし)をしようかを決めていくんでござんすが…。
まあ、出たとこ勝負ってぇ言われちゃ、それまででございやすがな。
そうですな…本日のお客さんにふさわしいお題ですと…。あ、悩んだ挙句、今、決定しやした。
今日は泥棒の噺をさせていただきやす。

さて、こちらは新米(しんまい)の泥棒さん。
不況の折、仕事がなくって、
「おぃ、おめぇ、どうするよ? 仕事がないねぇ…」
「う~ん、どうしようか…。しょうがねぇから泥棒でもなるか」

こういうのを「でもドロ」と申しやしてな。
こういう輩(やから)の限って、またうまくいかないものでして、付け焼刃(つけやきば)は、剥(は)がれやすいですからな。

「おい、熊さんよ。昨日ちょいと空き巣に入(へ)ぇったんだって?」
「入ぇったよ。お陰でえらい目にあった」
「どうしたんでぃ!」
「角の大邸宅に入ぇったら、家ん中で迷っちまってよ。まごまごしてたら、主(あるじ)が帰って来ちまった。で、何もとらずにどうしようかと思って、しょうがねぇからはばかり(トイレ)に駆け込んで、決死の覚悟で肥溜(こえだめ)にドブーン」
「そいつは、はばかりさまだったな。で、どうなった?」
「命からがら、肥溜から外に出られたんだが、くせぇのなんのって。通行人からは避けられちまうし…。こちとら、町内の鼻つまみ者よ」
「あはっは、肥溜から上がって、鼻つまみ者か」
「その後、警察がそのでっけぇ家に現れて、あっしゃ目をつけられたのさ、くせぇ野郎だなって…」
「そいつはてぇへん(大変)だったな。お前さんはそんな大邸宅を狙うから、厄介な目にあう。質素なところを狙ってみろ。案外、そういうところにたんまりと銭があるもんよ」
「それもやった…」
「ほぅ、やったか? どこでぃ」
「質素で、電話と机と金庫しかねぇところに入ぇったよ」
「なるほど。質素だな。電話と机と金庫か…そういうところにたんまりと金目のもんがあるんだよな」
「…ところがそうはいかねぇんでぃ」
「何だと?」
「…間違えて交番に入っちまったのよ」
「ち、どこまでもドジな野郎だぜ」

こんなドジな熊さん、ドジ熊は仕事もろくにできねぇまま、ふらふらとしておりやすってぇっと、やがて貧しい家屋を見つけやしてな。

「きったねぇ家だねぇ…。ま、入ぇってみっか、けちな野郎がこんなところに住んで、銭のねぇふりをしてちゃっかり貯めてるってぇこともあるだろうし」

ドジ熊、ふらふらそこに入(へ)ぇっちまいやしたが、案の定、なにもねぇ部屋でしてな。物干にふんどしが一丁あるだけでしてな。

「ち、またぞろ空振りか…。ま、何も盗(と)らねぇよりゃましか、このふんどし、盗ってずらかるか」

と、このふんどしを取り込んでいるところにここの住人が帰って来やして、鉢合わせに。

慌てた熊さん、懐(ふところ)から、匕首(あいくち)、丈(たけ)の短い刃物ですがな。これを突きつけて、
「やい、金を出せ!」
と威勢をつけたまではよかったんですがな。
「金ならねぇんだ。お、ちょうどいいや。いっそのこと、その刃物でブスッとやってくれ」

開き直られて、焦ったのは熊のほうでしてな。
「いや。これはもののはずみでぃ! 商人がいらっしゃいませって言うように、こちとらの稼業の決まり文句なんでぃ。おめぇさんを本当に刺す気はねぇよ」

「いや、殺せ! 頼むから殺してくれ。どっちみち、あっしは死のうと思ってる身でぃ」
「おい、どうしたんでぃ。何があったんでぃ」
「実は、このとおり、家には何もねぇ。あっしは大工(でぇく)だったんだが、この不況で…仕事もなくて」
「へぇ~? おめぇさん、大工だったのかぃ? じゃ、食いつぶしがきくじゃねぇか。一軒一軒、大きい家を回って、リフォームしてやればいいんだよ。ただ、詐欺はやめろよ! 最低のやつがやることだからな」
「それが、半纏(はんてん)がねぇんでぃ」
「半纏? おいおい、大工が半纏を着てねぇのはまずいな。どうしたんでぃ?」
「それが、八の前に置きっぱなしなんでぃ」
「何でぃ、それ? 庭の植木鉢かぃ? だったらさっさと取りに行きゃいいじゃねぇか」
「…違うんでぃ。八の前、質(七)に入れちまった…」
「何? 質に? 取りに行きゃいいじゃねぇか」
「それが、金がねぇ…」
「金がねぇんじゃ、しょがねぇな…」
「だから、いっそのこと、その刃物でブスッと…」

聞いた熊、もう大慌てでしてな。
「おい。待て! 半纏を質に入れて死ぬことはねぇだろ?…弱ったな…その半纏、いくらありゃ戻るんで?」
「1円と20銭で…。それから、腹が減って蕎麦(そば)をたぐって行きてぇんで蕎麦代と、床屋もしたいんで散髪代と、風呂も行きてぇんで、風呂代…しめて2円ほど…」

熊、仕方なく自分の財布から2円を出して住人の前に放りやす。
「ほらよ! こいつを持ってけ!」

住人、銭を拾いながら、
「…ありがとうございます。あなたは命の恩人です。…でも、…その刃物でブスッと」

熊、ますます苛立ちやしてな。
「こんちくしょうめ! てめぇが死ぬ死ぬって言うから親切にしてやりゃあ…。今度は何でぃ!」

「へぃ、実は半纏(はんてん)は戻っても、大工道具がねぇんで、どうしようもありやせん…」
「けっ、大工道具もか! いくらでぃ!」
「3円で…」

熊、3円もほっぽり投げると、
「ああ、こんなところに盗みに来るんじゃなかった!」

ところが、住人、
「ありがとうございます。ただ、それから…」
「今度はどうしたんでぃ!」
「この家を出るってぇっと、必ず大家さんに逢いやすでしょう? そうすると家賃を催促されやす。でも家賃代もびた一文有りやせん…x±x」
「おいおい、図々しいことばっかり言ってるんじゃねぇぞ。そのくらい自分で働け!」
「じゃ、この銭、お返ししやす。で、その代わりブスリと…」
「おいおい、またかぃ!…しょうがねぇなぁ…。幾らでぃ。幾らありゃ足りるんでぃ!」
「まあ、せめて1か月分。1円ほど…」
「ああ、こっちが死にてぇよ! こんちくしょうめ。持ってけ泥棒!」
「あの、泥棒はあなたで…」
「うるせぇ!」
「あ、それからね…」
「おいおい、おめぇから『それから』って言われるとドキッとするぜ。夏目漱石も嫌いになっちまったよ! 『それから』なんて小説書きやがって…。もうこちとら財布が空っぽでぃ! 逆さに振っても屁(へ)も出ねぇってやつよ! いったい何でぃ!」
「…あの、江戸時代の設定なのに明治の文豪を持ち込むの、やめてくだせぇ。だから粗忽亭は状況を把握(はあく)できねぇって、マスコミにたたかれる…」
「うっせぇ。何なんだよ!」
「あの…それから、あなた様の懐にあるあっしのふんどしと、煙草(たばこ)が吸いたくなっちまったんで、そこにしまってある煙草入れも…」

熊、くしゃくしゃに丸めたふんどしを床に放るってぇっと、捨てぜりふを…。
「ほらよ。こんなこ汚ねぇふんどし、返すよ! こんなもん持ってったって、何の足しになりゃしねぇ…。それと、煙草かい? ほらよ」

住人、泥棒から煙草入れを受け取るってぇっと、やおら火をつけ、煙を燻(くゆ)らせやして。

「ほぅ、いい煙草入れですねぇ。こりゃ、質に出したらいい値で売れそうですな。いったいどこで盗んだんで?」
「大きなお世話だよ! ほれ、それもおめぇにやるからよ! 頼むからこれ以上『それから』って言うんじゃねぇぞ!」
「ああ、泥棒さん。ありがとうございやす。至れり尽くせりで、お世話になっちまって…」
「そりゃ、至れり尽くせりだろうよ! こちとらおめぇから銭を取られるわ、挙句の果てに煙草入れまで取られるわで踏んだり蹴ったりよ。 もういいだろ? 出て行くぜ! 二度と入るか、こんなとこ!」

熊は、腹立ち紛れに玄関の下駄を蹴飛ばし、出て行きやす。

ところが、後からこいつが追いかけて来やして。
「お~い、泥棒さ~ん」
大声で、熊を呼び止めようとしやす。

「なんでぃ! もうこちとら、すっからかんなのに、そのうえこの期(ご)に及んで人を泥棒呼ばわりしやがって。これ以上、何の用があるんでぃ!」

するってぇっと、住人、
「次回はぜひとも、月末にでも盗みに入ぇっておくんなせぇやし…」

   *

…ひどい住人がいたもので、とうとうコソドロを丸裸にしちまいやした。
今日は「置き泥」の一席でご機嫌をお伺いしやした。

m<●>m!

テーマ : 落語
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